すぐできる!スミッシング詐欺対策3選
非常に悪質な手口も急増しているスミッシング詐欺ですが、今すぐにできる対策が三つほどあります。これらの対策を行い、防犯意識を持つことにより、スミッシング詐欺を回避していきましょう。
対策1:SMSのURLは安易にクリックしない
スマホに慣れている人でも、本物の企業から届くSMSに似せ巧妙に作られた詐欺SMSは、見分けるのが難しいほどです。少し前までは日本語がおかしく、まるで外国人が書いた日本語のようなSMSが多かったのですが、近年はほぼ本物の企業から届くのと見分けがつかないほど、しっかりした日本語の偽SMSが増えてきています。
SMSのURLは安易にクリックすることなく、まずは本物かどうかを確認する作業を行いましょう。公式サイトにアクセスして、注意喚起情報などが出ていないかどうかを調べるのも一つの方法です。
対策2:国際SMSの受信拒否する
SMSは、国内での送受信と国際SMSの送受信という2通りが存在します。いわゆる国内通話と国際電話の違いのようなものでしょうか。そのため、海外からでもSMSを送ることが可能です。また、こういった犯罪系のSMSは海外の拠点から送られるケースも往々にしてあるため、国際SMSの受信拒否をしてしまうというのも一つの対策でしょう。もちろん、仕事の関係などで国際SMSを利用される方はその限りではありませんが、普段国際SMSを利用されない方は、受信拒否設定をしておくと安心です。
対策3:ウイルス対策ソフトをインストール
不正なアプリがスマートフォンの内部にインストールされてしまうと、後の祭りです。不正なアプリが個人情報をスマートフォンから抜き出して、外部のサーバーに送信してしまう危険性が極めて高くなるためです。しかし、コンピューターウイルス対策ソフトと同様に、最近はスマートフォンにもウイルス対策ソフトが出てきています。これをインストールしておくことにより、水際対策が可能になります。ただし、無料のウイルス対策ソフトの中には「それすらも偽物」だというケースもありますので、信頼できる所からウイルス対策ソフトをインストールするようにしましょう。
おわりに
スミッシング詐欺は、SMSが送りつけられることによって始まります。スマホに慣れていない高齢の父母、祖父母には特に注意喚起をしておきましょう。もちろん、若い世代の方々やこういった機器の取り扱いに精通している方々も、注意するに越したことはありません。時には、業界のプロでもだまされてしまうケースがあるというのも、最近のスミッシング詐欺の傾向となっているようです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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