クリスマスが終わると、お正月はあっという間!師走という慌ただしい時期は、季節の行事もたくさんあります。そしてその行事に合わせた準備も必要に。
お正月といえば、お店やご近所など、さまざまなところでお正月飾りを見かけます。お正月飾りはどんなもの?いつまで飾るの?子どもに聞かれたときにもさっと答えられるよう、今回はお正月飾りについてご紹介していきます。
お正月飾りとは?どんなものを飾る?
お正月飾りの意味について、深く考えずに用意している人も多いのではないでしょうか?古来伝わるお正月飾りの意味や、実際に飾るものについて見ていきましょう。
お正月飾りを飾る意味
お正月飾りは、年神さまをお迎えするための準備として用意するものです。年神さまとは豊作の神様、祖霊だともいわれており、正月には年神さまをお迎えして新年の豊穣や家族の健康・幸せを願います。年神さまは、歳徳神(としとくじん)、正月さま、若年さまともいわれ、地域によってはとんどさん、トシドンなどと呼ばれています。
代表的なお正月飾りは?
年神さまを迎え入れるために準備するお正月飾りには、年棚・門松・しめ縄・松飾り・玉飾り・座敷飾りなどさまざまな種類があります。門松は、お正月になると玄関や門の前に立てられていますね。松は常用樹であり不老不死の象徴、竹は成長が早いことから用いられています。しめ縄は、神聖な場所であることをあらわす飾り。神社でもよく見られますよね。神棚、玄関前などに飾るご家庭が多いのではないでしょうか。
お供え物として知られる「鏡餅」
年神さまへ用意する食事として、鏡餅が知られています。昔は鏡というと丸型が一般的。鏡餅は鏡の形に似ていることからそう呼ばれているとのこと。床の間に飾りますが、ない場合は玄関などに飾るご家庭もあります。この他お節料理も、年神さまへのお供え物として用意される食事です。
合わせて読みたい
お正月飾りを飾る時期は?いつからいつまで?
お正月飾りをする期間は、「松の内」と呼ばれます。その期間は12月13日~1月7日まで(関東の場合)とされますが、実際に12月13日からお正月飾りを見かけることは少ないですよね。実際にはどの期間に飾られているのでしょうか?
お正月飾りを飾る時期
現在では、おおよそ12月26日~28日に飾るのが一般的とされています。そもそも松の内は12月13日~ですが、現在ではクリスマスを祝う習慣が浸透しています。そういった背景からも、クリスマスが過ぎた26日以降に飾ることが一般的になっているようです。特に28日は末広がりの「八」が含まれているので飾り付けをするのにおすすめといわれています。
また、29~31日はなぜよくないのかというと、29日は「二重に苦しむ」ということから縁起が悪いとされ、31日は「一夜飾り」で年神さまへ誠意がないととられるためとのこと。30日はその間に挟まれてあまりよくないと考えられています。
お正月飾りはいつまで飾る?
おおむね1月7日までとなります。ただしこれは関東地域のことであり、関西では1月15日(小正月)までなど、地域によって異なります。現在住んでいる地域の人にも聞いてみるといいかもしれませんね。
鏡餅については、鏡開きの日まで飾るとされています。鏡開きでは松の内が過ぎてから雑煮やおしるこなどにして食べますよね。関東では1月11日、関西では1月20日が鏡開きです。
合わせて読みたい
長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。