現在、離婚後に新しい恋をする人は珍しくありません。しかし、再婚した夫の連れ子がかわいくないと悩む人は意外に多いと言われています。また、再婚したけれど、連れ子がかわいくないがゆえに離婚を決断する人もいるのです。ここでは、なぜ連れ子がかわいくないのか?どんなきっかけでかわいくなるのかについて、ご紹介します。
再婚相手の連れ子がかわいくない理由
再婚した当初は、夫の連れ子をかわいくないと思っていた人は案外多いそうです。以下にどうしてかわいいと感じなかったのかという理由をいくつかお伝えします。
愛そうと努力したけどうまくいかなかった
再婚相手の連れ子をかわいくないと感じる最も多い理由は、最初のうちは自分なりに努力をしてきたけれど「無理だ!」と思ったからだと言われています。女性側も、再婚する前から夫となる人に連れ子がいることはわかっていたわけですから、そこを理解して再婚をしようと決意したことでしょう。
最初のうちは、一生懸命に連れ子とコミュニケーションを取ろうとしていたと思います。連れ子が好きな食事をつくったり、何かを買ってあげたりと、自分なりにできることをしていたかもしれません。しかし連れ子から良い顔をされなかったり、どこか他人行儀な対応をされてしまうと、自分のしていたことが全て無駄だったのだなと感じるものです。
夫が自分よりも連れ子を優先する
妻に対する配慮がなく、夫が自分の連れ子のことばかりを気遣うと、妻は「私のことは考えてくれないの?」と思うことでしょう。再婚は非常に繊細なものですし、夫に連れ子がいるのならなおさら2人の架け橋となってあげなくてはいけません。ただそういうこともせずに、夫が自分の子どもばかり擁護する姿を見ていると、妻はしだいに「夫も連れ子も嫌だ」と思うようになっていきます。
再婚するまで日が浅かったから
再婚といえども「この人のことが好き!」という感情が溢れてしまえば、連れ子がいようと関係ないといった気持ちで再婚する人も多くいます。本来なら連れ子がいる相手との再婚は慎重にならなくてはいけませんし、連れ子の気持ちも尊重する必要があります。勢いで再婚すると、どうしても現実と理想のギャップに心が追いつかず、段々と連れ子が邪魔な存在になり、かわいくないと思ってしまうこともあるでしょう。
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連れ子だけじゃない!連れ子の孫もかわいくない
若いうちに再婚する以外にも、ある程度の年になってから人生を共に歩むことになるカップルもいます。そういう場合は連れ子もある程度の年齢になっているわけですから、関係に問題はないと感じることでしょう。しかし、今度は連れ子の孫がかわいくないという問題が生じることもあるのです。
もっと遠い存在に感じるから、かわいくない
再婚しても、自分にとっては連れ子自身が遠い存在に感じることがあります。また連れ子が家庭を持っていたりしたら、なおさら付き合うことも少なくなる場合もあるでしょう。そのため連れ子の孫はより遠い存在になり、かわいいという感情がわかなくても仕方が無いかもしれません。
また連れ子との関係が良くない場合は、その孫のこともかわいいと実感できない可能性が高まります。
急に孫と言われても混乱する
再婚した際、自分にも孫と呼べる存在がすでにいるのなら、夫の連れ子に子どもがいても孫として受け入れられることも多いかもしれません。しかし自分に孫がいない状態で再婚した場合は、かわいいというイメージが沸かないこともあるでしょう。いきなりできた孫に対してどう接して良いのか分からず、複雑な思いを抱くこともあるようです。
赤ちゃんならまだかわいいと感じることも
夫の連れ子の子どもでも生まれたてだったり、1歳にも満たないような場合なら、孫としての愛着が湧くかもしれません。なぜならその成長過程を見ながら生活するため、思い入れが強くなることもあるからです。
しかしある程度成長している孫だと妊娠や出産、育児の過程も見ておらず、自分が生んだわけでもないので感動しないこともあります。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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