産後ケアリストになるにはどうすればいいの?
近年、産後ケアリストの人数よりも産後ケアリストを利用したい人の方が多くなっていることもあり、産後ケアリスト不足が懸念されています。ここからは産後ケアリストになる方法について、詳しく見ていきましょう。
産後ケアリストまでの道のり
産後ケアリストになるためには、日本産後ケア協会が実施している産後ケアリスト認定講座の受講と、認定試験に合格する必要があります。産後ケアリストの資格には、基本的な知識を学ぶ2級と、知識に加えて産後ケアリストとして働くことができる1級があります。2級の取得では活動範囲が無報酬のボランティアなどに限定されてしまうため、産後ケアリストとして働きたい場合は、1級の取得が必要になります。ただし、飛び級はできませんので、産後ケアリストを目指す方は2級から順に取得するようになります。
産後ケアリストの働き方
産後ケアリストの資格を取得すると、自分のライフスタイル合わせた仕事ができるようになります。最近は働き方も多様になっており、出産後のママを直接サポートするだけではなく、インターネットを使ってブログを書いたり、オンラインで講座を開いたりしている人もいます。インターネットはどこでも利用することができるので、近くに産後ケアリストがいないという人や、まずは相談だけしたいという人に需要があります。
産後ケアリストにはどのような人がいる?
産後ケアリストとしては活動しているのは、子育てを終えたママや医療関係の仕事の経験者、ベビーシッター、助産師や保育士などの仕事をしていたという人が多いです。自分の経験を生かしながら、スキルアップや女性や子育ての支援活動を行うことができる産後ケアリストは女性のための仕事と言っても過言ではありません。また他にも、自分自身が出産でつらい思いをしたという人が、同じようなママを助けたいという気持ちから、産後ケアリストを目指すこともあるようです。
おわりに
ママと赤ちゃんが健康でいるためには、心と身体の休養が大切です。これから出産を迎える方や子育てに悩んで苦しんでいる方は、ひとりで悩まず産後ケアリストに相談してみてはいかがでしょうか?プロがあなたのことをサポートしてくれるはずですよ。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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