めでたく保育園が決まって職場に復帰することになり、ママが意気揚々と出社した途端、園から「熱があるのでお迎えに来てください」と呼び出し電話が来てしまう。こんなことは働くママなら誰しも通る道でしょう。ただ、いくら子どものためとはいえ、職場の誰かに迷惑をかけていることに変わりはありません。職場の雰囲気をなるべく悪くしないためのマナーは心得ておきましょう。
休まないで済むための手段を利用する
子どもが熱を出したけど自分も夫も休めない、そんな非常事態のために、前もって預け先を確認し、確保しておくと安心です。コストがかかり赤字になることもありますが、仕事を続けるため、子どもが小さいうちだけと割り切って利用するようにしましょう。
実家が近ければ両親に協力してもらう
自宅から実家が近く、なおかつ時間に融通のきく健康な両親がいる場合に限られますが、両親に頼れるならばそれに越したことはありません。しかし甘え過ぎず、あくまで本来子どもの世話をするのは自分だということを忘れないようにしましょう。子どもの容態容体が急変することもないとはいえないので、上司に状況を伝えておく、同僚に仕事を頼んでおくなどの根回しも必要です。
病児保育・病後児保育を利用する
地域の保育所や病院などで、病児保育・病後児保育のサービスをしているところがあれば、事前にサービス内容をしっかり確認した上で登録を済ませておきましょう。病後児保育は回復期に入った子どものみが対象ですが、元気になってきたのにいつまでも熱が下がり切らないときなどに仕事の休みを長引かせずに済みます。定員が限られていたりと狭き門であることも多いので、他にも手段を考えておくとよいでしょう。
病児シッターや民間の病児保育を利用する
割高にはなりますが、民間のサービスにも訪問型病児保育、病児シッターなどがあります。自宅まで来てくれるので他の子どもに病気を感染させる心配もなく、子どもも慣れた環境で看病してもらえます。各サービスやスタッフ・シッターによって保育の質や相性に差が出るので、安心して病気の子どもを任せられる相手であるかどうかはしっかりと判断しましょう。
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日頃からの周囲への心遣いが大切!
仕事を休まずに済めば一番いいことですが、休んだり休むなど、早退せざるを得なくなる場合も少なからず出てきます。いつ休むことになっても職場の上司や仲間に不快感をなるべくもたれないよう、日頃から高い意識をもって仕事に取り組むことが、長く仕事を続けられるコツと言えるいえるでしょう。
普段から謙虚に率先して仕事をする
まず、小さい子どもがいるので急に休むことになる可能性があることは前もって上司に伝えておくのがマナーです。そしていつも謙虚な気持ちで、事ある毎ごとに率先して仕事に取り組む姿勢を周囲に見せておきましょう。人の嫌がることでもいつも率先して取り組んでいれば、子どもの病気で急に休んだとしても、周囲の人からも悪意を持たれにくくもたれにくくなります。ただし、率先した結果、仕事量が自分で処理できる許容量をこえてしまわないように注意しましょう。
日頃から休んだ人をフォローしておく
独身や子どものいない人であっても体調を崩したときは仕事を休むことを考えれば、困った時ときはお互い様お互いさまの意識は持ち合えるもち合えるはずです。どんな理由であれ休む必要があって困っていたり病欠したりする同僚がいたら、自分が働ける日なら積極的に仕事を代わってあげるなどフォローすることを心がけましょう。決して恩着せがましくせず、当然のことと考えて明るく対応しましょう。
休んだ後は周囲への感謝をはっきり示す
子どもが病気なんだから親が休むのは当然、などと思っていると、代わりに仕事をしてくれた同僚から反感を持たれやすくもたれやすくなってしまいます。どんな事情があるにしろ、職場の仲間にとっては「休まれたから余計な仕事が増えた」ことに変わりはありません。休み明けに出勤したら、周囲の人にはきちんと感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。
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仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
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