無理なシフトやサービス残業。簡単には辞められないブラックパートの実態

ブラックパート
残業が多い、休みがもらえないなど過酷な勤務を強いられるブラック企業という存在が認知されるようになり、正社員にひどい労働条件で働かせる企業を非難する流れが起こっています。しかし、実は過酷な労働条件で働いているのは正社員だけではなく、パートにも当てはまり、最近ではブラックパートという言葉も聞かれるようになりました。今回は、ブラックパートについて詳しくご説明します。

ブラックパートはどんな扱いを受けている?

スーパーのパート
ブラックパートとは、ブラックな職場で働いているパートのことです。正社員に比べて責任もあまりなく、柔軟に働けるはずなのに、ひどい状況で働いているパートさんは案外多いといわれています。そこでまず、ブラックパートの職場での扱いをまとめてみました。

給料が払われずに、サービス残業が多い

ブラックパートは、サービス残業をさせられている場合が多いです。サービス残業とは給料が支払われない残業のことで、企業の問題としてよく取り上げられます。特にパートは、勤務時間が何時までと決まっているのに仕事が途中だと帰りづらく、給料は出ないのに仕事が終わるまで働いていることがあります。もちろん、時間が決まっているので帰ってもいいのですが、上司の無言の圧力や職場の空気から帰りにくいと感じてしまうのです。

パートなのに重い責任を背負わされる

新しい職場に入ったら、しっかり教育を受けた後に一人で働くようになるという流れが一般的です。しかし、ブラックな職場では新人が入っても仕事を教えてもらえず、いきなり職場に放り出されます。そのため、仕事の仕方が分からないためにお客さまに怒られたりすることも。また、他の人が原因で起こったクレームを上司に渡そうとしたら、「私はそういうことはしないから代わりに処理しといて」と丸投げしてくるケースもあります。このように必要以上に責任を負わされるのも、ブラックパートの特徴です。

事前の予告もなく不当に解雇される

ブラックパートでは、いきなり解雇されるという例もあります。労働基準法では従業員を解雇するときには、30日前に告げなければいけないと定められていますが、その日を過ぎているのに「もう来なくていいから」と言われてしまうこともあるようです。30日前に言わなければいけないことを会社に伝えて撤回してもらえれば良いのですが、こうした職場では聞き入れてもらえないことがほとんどかもしれません。

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入社前にブラックかどうか見極める方法は?

履歴書を書く
誰でも、ブラックな企業には勤めたくありません。自分がブラックパートにならないためには、入社前にブラックかどうかを確かめる必要があります。以下に、応募段階でブラック企業を見極める方法をご紹介します。

いつ応募サイトを見ても求人を出している

ブラックな職場の特徴として、いつも求人を出していることが挙げられます。よい職場は働く人を大事にするので研修もしっかりしますし、福利厚生も充実しているので辞める人が少ないものです。しかし、ブラック企業では不当な扱いを受けるので新しい人が入っても長続きせず、すぐに辞めるので、常に募集をかけることになります。そこで、いつ見ても求人を出している職場への応募は、慎重になった方が良いでしょう。

履歴書不要など簡単な条件だけで採用が決まる

仕事に応募するときは、履歴書を用意してしっかり面接をして、といろいろな手続きが必要になりますが、ブラックパートが生まれる会社では、簡単に採用が決まることが多いです。店舗を拡大するために人手が必要というわけでもないのに、簡単に採用する会社は、労働環境が悪くて人が辞め、すぐに人手を補充するために、このようなシステムにしていると考えられます。離職率はもちろん高めです。

面接で募集内容と違うことを言われた

面接時でも、ブラックな会社かどうかを見極めることができます。例えば、労働条件について話しているときに、求人に書かれている給料よりも低い額を提示される、残業はないと書いていたのに残業の可能性もあるなどと募集内容と違うことを言われたときは、警戒した方が良いでしょう。求人と違うことを要求してくるということは、パートの労働条件に対して甘い認識を持っている証拠です。おかしいと思ったら、選考の段階で辞退しましょう。

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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》

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