SDGsの必要性と選ばれた経緯、未来の子どもにできること
日本では、ほぼ全ての地域で同じような生活環境が整っていますが、世界ではまだまだSDGsの取り組みが必要なところもあります。こうした根本的な目的も、子どもに説明できるようにしておきたいですね。
SDGsはなぜ必要な取り組みなの?
SDGsは「持続可能な開発目標」と呼ばれており、共に成長し他者を思いやり、環境を大切にする取り組みの事を言います。
今ある資源を全て使い切ってしまい、未来の人々に何も残さない開発は、SDGsの理念でもある「持続可能な開発」ではありません。持続可能な開発に繋げるためには、公平な社会に向けて、みんなが協力して取り組んでいく事が重要であり、みんなの力で大きな変化をもたらしていく事が大切です。
これは、地球に生きる私たち全ての人間が、やらなくてはならない取り組みであり、未来の世代にとって理想の世界を維持するために、必要だと言えるでしょう。
SDGsはどのようにして選ばれたのか?
持続可能な開発・SDGsは、何度も話し合いを重ねた上で選ばれています。2013年に、国連が「オープン・ワーキング・グループ」という、世界中の国の代表が参加するグループを作り、教育や保健などの専門家も参加して、世界中で緊急性の高い目標が話し合われたうえで、持続可能な方法で管理できるものが選ばれたのです。
「オープン・ワーキング・グループ」での案が話し合われた後は、世界のそれぞれの国で話し合いが行われ、政府が世界中に紹介するための「宣言文」を作って合意され、正式な採択となりました。
SDGsの目標には、どのようなものがあるのか?
SDGsの目標には
を始め、
という身近な事柄が掲げられています。また、
・新しい技術とインフラ ・不平等を減らすこと ・持続可能なまちと地域社会
・責任を持って生産し、消費すること ・気候変動への対策海のいのちを守ること
・陸のいのちを守ること ・平和で公正な社会 ・目標のために協力すること
まで定められているのです。
おわりに
SDGsは世界中の目標であり、全ての人が平等に快適に生きていけるようにするための指針でもあります。未来の子どもたちがしっかりと受け継いで、世界の平和のために持続させて行ってほしいですね。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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