保育園にクレームを出す前に気を付けたいこと
クレームが100%悪いというわけではなく、事情によってはクレームを出さなければならないこともあるでしょう。保育園にクレームを出す際は少しだけ気を巡らせるように心がけられるとよいですね。
できそうな「お願い」に変えてみる
保育園に何かを伝えたいときは、ただの文句ではなく、「この点で困っているのでこうすればみんながもっとハッピーになる」というお願いにできるような形で伝えるようにするとよいでしょう。例えばお気に入りのブランド服を着せていったらその日がドロドロに汚して帰ってきた、ということがあったとします。
「高そうな服って見れば分かるのになんでわざわざ汚れるようなことさせるの!?」と文句を言うのではなく、「外遊びをさせる日や汚れる活動をする日は事前に連絡をいただけないでしょうか?」と相談するような形で話すのがおすすめです。
ルールは守れているか振り返ろう
同じお願いをするにしても、いつも気持ちよい関係を築けている保護者と問題やお願いばかりを聞き入れている保護者とでは受け入れる側の心持ちが変わります。お迎えの時間を守ったり、保育園からくる手紙をしっかり読んで対応したりと日ごろからルールを守って行動するよう心がけましょう。
保育園だけで対応しきれないことは受け入れて
保育園は子どもや保護者との気持ちよい関係づくりを大切にしているので、仮にクレームを受けても強めに反論することは少ないでしょう。だからといって保護者側が強く出ていいわけではありません。保育園側もあえて言わなくても言いたいことがあるかもしれません。一方的に言いたいことを言うのではなく、対応できそうもないクレームを出すのは避けしようにしましょう。
おわりに
保育園へのクレームは増えている傾向がありますが、その理由は保護者が保育に対して無理解であることが原因かもしれません。子どもが保育園で楽しい時間を過ごせるようにするためにも不要なクレームは避けたいものですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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