みなさんは、同じ子どもを持つママ友や親戚の方から「うちの子が来ていた服のお下がりいる?」と言われたことは、ありませんか?もらってうれしいお下がりもあるけれど、「正直おさがりはいらない」と感じることも結構あります。
ここでは、上手なお下がりの断り方や、断り切れずにお下がりをもらってしまった時の対処方法などについて、ご紹介します。
洋服のお下がりは、いる?いらない?
子育てしていると、避けて通ることはできない「お下がり問題」。みなさまはいつも、どのように対応されていますか?小さい子どもの成長は早いので、服を買ってもすぐに着られなくなってしまいます。
そんな時に、お下がりがあるとうれしいというママもいますが、自分好みの服を着せたかったり、家の収納に苦労していたりすると、お下がりを迷惑に感じてしまうこともあります。だからこそ、お下がりを「譲る側」も「譲られる側」の人も、お下がりに関してどのような本音を持っているのか、気になりますよね。
実は多くのママがお下がりは「いらない」と感じている
正直なところ、多くのママが「お下がりはいらない」と感じているようです。しかし全てのお下がりがいらないというわけではなく、中にはもらってうれしいお下がりもありますし、渡されるお下がり服の状態によってもその印象は変わります。
こんなお下がりは少し迷惑かも
ところで以下のようなお下がりは、かえって迷惑になってしまうかもしれません。
- 汚れている服
- 着古してくたびれている服
- 明らかに時代遅れの服
- 名前が大きく書いてある服
- シワシワの状態の服
こういった服をもらってしまっても、結局着ることが出来ずに持て余してしまうことも多いでしょう。これはお下がりを「譲る側」の人も、気を付けておきたいところです。
また高級すぎるブランドの服は一見喜ばれるように思えますが、あまりにグレードが高すぎると、相手にかえって気を遣わせてしまいます。状態が悪すぎる服は自分で処分し、高級ブランドの服は譲るよりも売るほうが無難かもしれません。
逆にもらってうれしいお下がりとは?
それでは逆にもらってうれしいお下がりにはどのようなものがあるのでしょうか?
- 自分や子ども好みのデザイン
- 手ごろなブランドやメーカーの服
- 発表会の衣装やフォーマルな服
- きれいな状態の服
どれだけお下がりといっても、キレイに畳まれていたり、アイロンがしてあるほうがもらってうれしいものです。また、たまにしか着ないフォーマルな服も、もらってうれしいお下がりの部類ではないでしょうか?
こういったものを「譲るよ」と言われれば、貰っても後悔は少ないかもしれませんね。
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いらないお下がりの上手な断り方とは?
案外、「良いお下がり」に出会えることは少ないものです。しかしうかつに断ってしまうと「せっかくの好意で言っているのに!」と相手を怒らせてしまい、トラブルに発展してしまう恐れもあります。
そんな時のためにいらないお下がりに対して、角を立てずに上手に断る方法をお教えします。
すでに洋服は足りていると断る
自分の家にはすでにたくさんの洋服があるので、お下がりをもらっても着ることができないということをアピールしてみましょう。具体的には、
- 親戚にお下がりを大量にくれる人がいる
- 洋服はセールでまとめ買いしている
- 兄弟がいるので、すでにお下がりがある
などです。
気持ちはうれしいけれど、せっかくお下がりをもらっても、服がたくさんあるから着る機会がない。それなら違う子に譲ってあげてほしいなどというような断り方をすれば、角は立たないでしょう。
洋服の収納場所が無いと断ることがベター
洋服を収納する場所がないということも、相手の気を悪くさせない断り方のひとつです。具体的には、
- すでに服を収納する場所がなくて困っている
- せっかくもらっても収納するスペースがない
と伝えれば大丈夫です。同じ子育て世代の主婦なら、子どもは何かと荷物が多くなるために、部屋に収納スペースをつくることがどれだけ難しいかをよく分かってくれます。
受け取りたい気持ちはあるけれど、やむを得ない理由があるから出来ないというニュアンスであれば、相手も気分を悪くすることなく受け入れてくれるはずです。
夫や子ども、祖父母を理由にする
自分だけではなく、第三者の意見により「お下がりを受け取れない状況にある」ということを、伝える方法もあります。具体的には、
- 子どもが自分の好きな洋服しか着ない
- 夫がお下がりをもらうことを許可していない
- 祖父母が毎シーズン子どもの服を買うのを楽しみにしている
などがあります。
この理由なら相手も納得してくれるでしょうし、「このご家庭はお下がりがダメなところなんだ」と認識してもらえるので、毎回お下がりを断る必要もなくなるかもしれません。
少し家族に申し訳ない気もしますが、これは最も角が立たずにスムーズに断る方法だと言えます。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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