ムスコンが行き過ぎた行動の特徴とは
ムスコンは、母親の愛情として受け取ることも多いですし、周囲の人も「少しあの行動は・・・」と思ったからと言って、注意するまでには至りません。親子関係は非常に繊細なものなので、他者からは言いにくいかもしれないですが、行き過ぎた行動の特徴は知っておきましょう。
他の女性に触れられたくないという思いが強い
ムスコンになってしまうママの多くが、息子を性の対象として見ています。これほど大切に育てている息子を他の女性に奪われたくない、他の人に触らせたくないという思いから、息子の性器を平然と触ったり、初体験の相手になろうとするママまでいるのです。それっておかしいよと言われたとしても、「自分の息子が可愛いだけ」と聞く耳を持たないのもムスコンの特徴です。ただ、ここまでいくと児童虐待になる可能性があるので、あまりに平然としている場合は気づかせてあげた方がいいかもしれません。
大人になっても息子と一緒にお風呂に入る
異性の子どもだと一緒にお風呂に入るのは、せいぜい小学校に上がる前までというのが一般的でしょう。しかしムスコンの場合は、20歳を過ぎても一緒にお風呂に入りますし、背中を洗ってあげたりもします。ムスコンになってしまった家庭の場合世界が非常に狭くなっているので、息子といつまでも一緒にお風呂に入ることは当たり前のことだとすら思っているのです。こうした状況は息子の女性観にも影響を与えるので、行き過ぎた行動だといえます。
一生独身でいてもらいたいと画策する
ムスコンのママは基本的に息子の恋路を邪魔します。なぜなら、自分にとっての彼氏を他の女性に奪われてしまうようなものだからです。しかし息子の方は他の誰かに恋をすることもあるかもしれません。息子に少しでも女性の影が見えると動揺して、ありとあらゆる手段を使って邪魔しようとします。マザコンの場合でもよくあることですが、一生自分の手元に置いておきたいがゆえに、息子が女性と関わることを避けようとするのです。これは、心配の度合いを超えた環境だと言えますね。
おわりに
自分の息子に対してあまりにも愛情をかけ過ぎたり執着心を持ってしまうと、親子関係から逸脱するかもしれません。愛情が歪んでしまえば、それだけ子どもに与える影響が非常に大きなものとなってしまいます。また本当に子どものことを思う親であれば、ムスコンにはならないとも言われています。ムスコンに一度なると引き返すことができなくなるかもしれませんので、ママとしての距離感をいつも心がけることが大切です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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