親ペナルティにとらわれない方法
子育てにまつわる数々の負担や困難。そのせいで自分の幸福度を下げないように、親ペナルティにとらわれない生き方を目指しましょう。親ペナルティの打開策として、物理的、そして精神的アプローチをご紹介します。
使わなきゃ損!公的な子育て支援!
「足りない足りない」といわれている子育て支援サービスも、まず利用してみなければ始まりません!育児中に利用できるサービスとして、以下のようなものがあります。
ファミリー・サポート
子どもの送迎や一時預かりなど、育児のサポートを受けたい人と、サポートしたい人をマッチングする公的事業。近隣に住んでいる援助会員を紹介してもらえば、いざというときに頼りにできます。
民間団体
育児関連のNPO法人や、人材センターなど。団体によってサービス内容は異なりますが、赤ちゃんのお世話代行や家事代行などを提供しています。
一時保育
一時的に保育が必要なお子さんを、保育園が預かってくれるサービス。ママの通院や家族の看病など、就労以外の理由で預かってもらえる自治体・園もあるため、専業ママもぜひご検討を。
上記のほかにも、自治体で独自のサービスを提供している場合もあります。ぜひ役所や子育て支援センターに問い合わせてみましょう。
幸せの形は?親ペナルティにとらわれない!
子持ちママなら、子育てにまつわる社会問題を耳にするたび、なんだか心が痛みますよね。気にしないようにしても、つい気になってしまいます。
子育ての大変さは、言葉では言い表せません。毎日が試行錯誤で、今日正しかったことが明日は変わっています。だからこそ、今の生活や親としての自分に100%満足しているママの方が少ないではないでしょうか。
前述の幸福度の調査では『現在、あなた自身はどの程度幸せですか。「とても幸せ」を 10点、「とても不幸せ」を0点とすると、何点くらいになると思いますか。』という質問をしたそうです。胸を張って「満点!」と答えられるのは、子どもが健やかに成長し、晴れて大人になったころかもしれません。親ペナルティという言葉に固執せず、つまずきながらも子育てに奮闘していきましょう!
おわりに
子どもを持つと精神的にも物理的にもさまざまな負担がのしかかってきます。しかし、親ペナルティという言葉に振り回されず、自分の幸せを見つめなおす機会にできればいいですね。子育て支援サービスを利用するなど周囲にどんどん頼りながら、自分なりの幸せな生活を築いていきましょう!
子どもを持つ若年層を対象とした幸福度に関する研究・内閣府経済社会総合研究所
The Middle Class Parent Penalty: Child Benefits in the U.S. Tax Code・National Bureau of Economic Research,
第1部 少子化対策の現状と課題・内閣府
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)について・厚生労働省
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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