妻が抱える夫の悩みで多いのが、「夫が家で何もしてくれない」というものではないでしょうか?ひと昔前はそういった家庭も多かったものですが、今は時代背景も変わり、家庭のことは夫も妻も協力し合うことがベストだという考え方になってきています。だからこそ、「夫は家庭に関心がない!」と悩んでいる方はそのままにせず、その原因や対処法を知ることで、動く夫に変えてしまいましょう。
旦那をいらないと感じるのはどんなとき?
妻に「いらない」と思われてしまう夫は、一体どんな行動をとっているのでしょうか?その具体的なシチュエーションを見てみましょう。まだ夫と仲良くやっている家庭でも、夫が今から挙げる行動を時々している場合は、危険かもしれません。
妻が家事に追われていても手伝おうとしない
「洗濯しないと」「お皿洗いがたまってる!」「掃除機もかけないと」と家事に追われて妻がバタバタしているにも関わらず、夫から「何か手伝おうか?」の一言もないと「いらないかもしれない・・・」と感じてしまいます。特に、共働きの家庭では余計にそうかもしれません。しかし、妻が専業主婦だとしても、家庭のことは家族全員の責任です。妻が忙しくて大変なときに、夫がスマホでゲームをしていたり、テレビを見て笑っていたりする姿を見てしまうと、怒りがこみ上げてくることもあるでしょう。
これくらいはやってくれてもいいのでは?
- トイレペッパーがなくなったら棚から出して
- 便座を下げて
- 脱いだ靴はそろえて
- ゴミ捨て
- 夕方になったら洗濯物は取り込んで
- 暇なら洗濯物を畳んで
子どもに対して関心が薄い言動
子育てに参加しない夫も、問題です。例えば、子どもがテーブルに頭をぶつけ泣いていても、近づいて頭をなでてあげることもしなかったらどうでしょう。最悪の場合は、「おーい、○○が泣いているぞー」と妻を呼ぶかもしれません。そんな夫には、「あなたもこの子の親でしょ?」と怒りたくなりますよね。父親も母親も子どもにとっては、立派な親です。それにも関わらず、子どもの面倒も見てくれないとなると、愛想も尽きてしまうことでしょう。子どもの面倒を見ない、SOSに反応しないのは、子どもにも良くない行動ですよね。
休日に仕事や友人関係の予定を優先させる
せっかくの休日も、家族と過ごす時間を割いてくれない夫には、嫌気がさします。例えば、「上司とゴルフだから」「友達とキャンプに行ってくるわ」と休みの日には出掛けてしまうのです。たまの息抜きならいいのですが、あまりにも頻度が多いと、家族がないがしろになります。子どもたちも、休日はどこかに遊びに行きたいもの。しかし、妻が一人で子どもたちを連れて外出することが多いと、「なんでいつも私だけが連れて行くんだろう」と、せっかくの休日に気分が沈んでしまうこともあるでしょう。
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旦那が家事や育児を手伝わない理由とは?
どうして夫は、家のことを手伝ってくれないのでしょうか?手伝ってくれないと、「なんでやってくれないの!」と怒鳴りつけたくなりますが、その前に夫の気持ちを理解するというプロセスがあれば、いきなり感情を爆発させなくても良くなります。夫婦関係をよくするためにも、まずは家事を手伝わない理由を探っていきましょう。
男が家事をするものだと思っていない
そもそも、男が家事をするという発想がない男性がいます。昔は、めずらしくないパターンでした。時代が変わった今も、なぜこのような人がいるのかと言えば、彼らの母親が家庭のことを全て一人で背負い、父親が家事をする姿を見ていなかったからでしょう。そのため、自然とそれが当たり前だと思っているのです。しかし、夫の実家と今の家庭は違うものですから、男の人であってもしっかり家事や育児に参加してほしいものですよね。
具体的にどういう行動をとったら良いか分からない
手伝いたいとは思っているけれど、何をしたら良いかが分からなくて、結局行動に移さないというタイプの夫もいます。男の人は一人暮らしの期間があっても、料理は作らず外食が中心で、家のことも適当にやっていたため、家事に詳しくないというパターンも多いです。そのため、一体何をしたらいいかが分からないだけなのです。家族の一員として、「何かをしなければ」とは思ってくれているので、対処の仕方によっては家のことに参加する夫になってくれそうです。
変に手伝ったら怒られると思っている
手伝ったものの、「私の邪魔をしないで」「そのやり方は嫌!こういう風にして!」と妻に怒られてしまったらどうしようと不安になっている夫もいます。それは、自分に知識がないからかもしれませんし、過去に手伝おうとして妻に怒られた経験があり、トラウマになっていることもあるでしょう。昔、自分が夫にそう言ってしまったことはないでしょうか?実は、妻の過去の行動にも問題があったというドキリとさせられる原因が存在することもあります。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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