女の子が生まれて周りにお披露目をすると、「女の子だから育てやすいね」などと言われることがあります。実際に、そのように声をかけられたことがあるという女の子のママやパパもいると思いますが、これはなぜなのでしょうか?今回は、女の子は育てやすいというキーワードについて考えながら、世の中のリアルについてのお届けします。
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「女の子は育てやすい」について実際どんな声が多い?
実際問題、女の子は育てやすいということについて、どんな声が世間では多いのでしょうか?また、女の子と男の子でどちらが育てやすいのか?などについてのリアルボイスもご紹介していきます。世間でよくいわれる女の子は育てやすいというキーワード。果たして、どのような受け止められ方をしているのでしょうか?
女の子を育てにくいと感じない?
意外にも、女の子は育てやすいというのは、ストレートに文字通りではないようです。男の子と比較すると、女の子を育てにくいと感じることがあまりない、というのが実際のところのようです。特に、男の子はアクティブで活発な印象があり、女の子はそこまでアクティブでもないケースが多いため、女の子の方が育てやすいという言葉が広がっているのではないでしょうか?もちろん個人差があることですから一概にはいえませんが、このような声があるのもまた事実です。
男の子の方が育てやすいという意見も
もちろん、これには反対意見もあります。女の子はおませさんが多いから、ストレートに感情表現をする男の子の方が育てやすいという意見ももちろんあるようです。そのため、両親にとってどちらの性別の方が育てやすいかというのは、一概にはいえないようです。個人差があることなので、おとなしい男の子もいれば活発でストレートに感情表現ができる女の子もいるでしょう。この辺りは性別というよりも、子どもの性格によるものが大きいと思われます。
女の子も男の子も、子育てが大変なことに変わりはない
男の子だから育てづらい、女の子だから育てやすい、そんなことは超越して子育ては総じて大変です。性別の差ではなく、一人ひとりの性格が違うため、子どもにあった子育てが求められています。女の子であれ男の子であれ、子育てが大変であることに変わりはありません。女の子は育てやすいから周りのヘルプは不要だなどと、このような考え方は絶対にあってはなりません。子育て中のママやパパのことは、できる限りサポートしてあげるようにしたいところです。
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「女の子は育てやすい」と思うその理由とは
世間一般にいわれている、女の子は育てやすいという意見。これは、どのような理由から来ているのでしょうか?女の子は育てやすいと思われるその理由について、世間の声を聞いてみましょう。
お人形遊びなど比較的静かな遊びが多い
男の子は戦隊ごっこやおいかけっこなど比較的体力を多く使う遊びが多い反面、女の子はお人形遊びやおままごとなど、比較的静かな遊びが多いという印象があります。もちろん性別によって遊びが限定されるのはよくないことなのですが、ママやパパからみると、お人形遊びなど比較的静かな遊びが多い方が体力の消耗が少なく、体力勝負の子育ての中では助かるという考え方もあるようです。
同性同士だとなんとなく考えが分かる
ママの立場であれば、私も小さな頃にこんなおままごとをした、こんなリボンが好きだった、こんなことを考えていたなど女の子ならではの思い出があるでしょう。この経験から同性同士の子どもだとなんとなく考えが分かり、どんな遊びをさせていれば本人が満足するか、この辺りが理解できるというケースも多いようです。そのため子育て中のママからみると、女の子の方が比較的気持ちが分かるから育てやすいという声が出てくるのもうなずけます。
女の子はおませさんが多い?
女の子は、精神的な成長が男の子よりも早いという傾向があるといわれています。しかし、これは裏を返せば、親や世の中をよくみているということ。小さな女の子がママのような口ぶりで話したりすることがあり、このくらいの年齢の女の子は、ママの話し言葉をそのまままねするためママの鏡だと呼ばれることもあります。また、口も達者になると大人顔負けの発言にびっくりするという声もありますが、その分意思疎通がしやすい、話し合いもしやすいということも聞かれます。
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「女の子は育てやすい」って本当?
女の子は育てやすいというキーワードは昔から聞かれる言葉ですが、本当にそうなのでしょうか?育てやすいという声も確かにある一方、以下のような声もよく聞かれるようです。
男の子より高音が出るのできつい
感じ方は人それぞれですが、子どもから高音が出ると頭に響くという声もあります。そのため、普段の子育てで疲労困憊(こんぱい)状態の中で、女の子のキーキーという高音を聞くと気がめいってしまったり、つい怒る必要もない場面で大声を出してしまったりすることがあるという意見も聞かれます。特に聴覚が過敏なママにとっては、この辺りで男の子の方が育てやすいと思うケースもあるようです。
思春期で身なりに興味が向くと
おしゃれ好きな女の子は、小さな頃からおしゃれや流行に敏感なものです。思春期になれば、ママのコスメを使いたくなることもあります。しかし、服やヘアアクセサリーに始まり、カバンや靴、文房具など、シーズンごとに買い換えるとなるととんでもない出費になってしまうということもあるのではないでしょうか。気持ちは分かるけれど、お金がかかって大変だ、というママの切実な声も聞かれることがあります。
男の子よりやんちゃ度が低い?
子どもをみていると、朝から晩までどうしてそんなに動けるの?その体力はどこから来るの?と思うこともあるでしょう。特にやんちゃな男の子がいる家庭は鬼ごっこやライダーごっこなど遊びに付き合うだけで疲れ果てるということも少なくないのではないでしょうか?しかし、女の子の場合は先ほどご紹介した通りごっこ遊びなどの方が基本的には多いため、男の子よりやんちゃ度が低いというケースもあるでしょう。もちろんやんちゃな女の子もいますが、ママやパパの体力面からいって、女の子の方が育てやすいという結論に達する方もいるようです。
おわりに
女の子は育てやすいという言葉の裏には、さまざまな理由や考え方があることがお分かりいただけたのではないでしょうか?もちろん個人差があるため、性別に限らず子育ては大変ですし、子どもの性格によっても子育ての大変さは異なるもの。そのため、ママやパパのサポートも周りの人が全力でしてあげてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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