移民大国のアメリカ!少子化問題、出生率の変化、子育て支援・・・日本との違いに着目!

少子化社会に関する考え方・意識調査

仕事をする外国人女性
日本と比べると高い出生率を記録しているアメリカでは、少子化社会においてどのような意識を持っているのでしょうか。また、日本との意識の違いが少子化に差を生んでいるのでしょうか。それぞれの調査を日本と比較して、以下にまとめました。

日本女性とは異なる就労パターン

女性の高学歴化が進行しても、日本では出産を機に仕事を中断してしまう方も多くいるなど、高学歴女性を高収入の職に押し上げているアメリカとは差が生じます。かといって、「子どもが3歳くらいまでは、母親が家庭で世話をすべきだ」といった考え方に対し、日本もアメリカも賛成と答えた割合はさほど変わりません。日本では母親の就労の低さに構造的な理由があるようです。

子育て支援に関する考え方・意見

日本とアメリカには子育て支援に対する考え方の違いはあるのでしょうか。内閣が行った「少子化社会に関する国際比較調査」では、「育児を支援する施策を国が実施すべきである」という考えに対し日本の賛成派は約6割、反対はほとんど0に近い結果に。しかしアメリカでは、賛成派が約7割、反対は3割という結果になりました。こういった意識調査からも日米で子育て支援の考え方が違うことがわかります。

政府による子育て支援には期待をしていない

アメリカでは、所得が中くらいの場合は低所得に比べて社会的な子育ての支援を期待していません。さらに、高所得があればなおさら期待をしていないのです。日本もアメリカも、高い所得を得ていようとほとんどの人は子育て支援は政府が提供すべきといった結果にはなっているものの、アメリカでの実際に所得の階層に伴って意見が分かれています。

おわりに

いかがでしたか?アメリカは他の先進諸国と比較すると出生率は高い位置にあるため、少子化についても深刻化していません。しかし、今ある子育て支援が将来の出生率に期待した効果が出るとは限りませんね。また出生率が一番高いのがヒスパニック系とはさすが移民の大国アメリカと表していますね。

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