公園や街、駅やショッピングセンターなど、身近にある公衆トイレは、女の子だけでなく、男の子でも性犯罪にあってしまうリスクの高い場所です。
子どもが危険な目に合わないために、私たち親ができる防衛策にはどんなものがあるでしょうか?
幼児はもちろん、一人で行動をする機会が多くなる小学生、さらには中学生以上でも、その年齢に合った方法で子どもの身を犯罪から守りましょう。
公衆トイレの危険性を子どもに認識させる
トイレトレーニングが終わり、家のトイレや園のトイレで用を足せるようになると、次は外出先でも公衆トイレを利用するようになります。
幼児期に公衆トイレで犯罪に巻き込まれないためには、どうすれば良いでしょうか。
公衆トイレは“怖い場所”だと思わせる
公衆トイレを使い慣れてしまうと、そこが危険な場所だと認識しにくくなります。そのため、「公衆トイレには怖い人がいることがあるから、一人で入ってはいけない」と伝えてしまいましょう。
公園で友だちとかくれんぼをしていて、一人で公衆トイレへ入ってしまうなどの不用意な行動をとらせないためです。
「怖い人」ではなく「鬼」などでもいいので、とにかく一人で入ってしまうことのないように、「公衆トイレは怖い場所だから、お父さんやお母さんと一緒に入らなくてはいけない」と思わせることが大切です。
公衆トイレを使わずに済む工夫をする
公衆トイレを使わなくてもいいように工夫をするのも大切です。
これは、小学生以上になっても心がけましょう。
外出前には家でトイレを済ませておく、水分をとりすぎないようにする、外出時間をなるべく短くするなどしておくだけでも、公衆トイレを使用する回数は減らせます。
不特定多数の人が使う公衆トイレは、新型コロナウィルスやノロウィルスなど、感染症のリスクもあります。
犯罪に巻き込まれないようにという理由では想像しづらい小学生でも、「感染症予防」という理由なら受け入れやすいかもしれませんね。
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子ども一人で公衆トイレは性犯罪の危険大!
時々、幼児でも子ども一人で公衆トイレへ行かせる方もいらっしゃるようですが、これは絶対にしてはいけません。
子どもが公衆トイレへ行く場合は必ず親もついていきましょう。
少しでも目を離すと、個室の中で何が起こっていても気づけませんよ。
小学生以上の子どもでも親がついていく
すでにしっかりとした小学生以上の子どもでも、必ず親もいっしょにトイレへ行きましょう。
幼児期までは個室までいっしょに入れても、ある程度大きくなるとそれも難しいですよね。それでも、子どもが無事個室に入るまでは、目を離してはいけません。そして、子どもが出てくるまでちゃんとトイレの出入り口付近で待機してあげてください。
なぜなら、トイレの出入り口は外から見えにくい場所にあるため、誰かが隠れていても気づけないからです。
子どもが個室に入ったからと目を離した隙に、不審者がトイレの中に入っていく可能性はゼロではないのです。
子どもだけの時は友だちについてきてもらう
小学生以上になると、子どもだけで行動することも増えます。近所の公園はもちろん、高学年以上ともなると、友だち同士でショッピングモールに遊びに行く子たちも。
子どもだけで行動する場合でも、絶対に一人で公衆トイレへ行かずに、友だちについてきてもらうように言い聞かせましょう。
近所の公園などで遊んでいた場合は、自宅に戻ってトイレをする、一緒にいる友だちの家のトイレを借りるようにする、児童館など子どもを見守っている大人がいる場所のトイレへ行くなど、ルールを決めておくのもいいですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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