今後も増えていく?インクルーシブ遊具の未来
誰もが遊べるインクルーシブ遊具。こんな素敵な遊び場があるのなら「なぜ今までなかったのか」「ほかの地域にも作ってほしい」というのが率直な意見ではないでしょうか。そこで、インクルーシブ遊具の今後について考えてみましょう。
インクルージョン実現までの長い道のり
インクルーシブ遊具の開発はこれまでも国内外で進められてきました。しかし、いざ実用化となるとコスト面はもちろんですが、さまざまなハードルがあるそうです。
市民グループ『みーんなの公園プロジェクト』ではインクルーシブ遊具の導入事例を紹介しています。それによると、一見すれば車いすでも登れそうな遊具も、スロープが急すぎて危険だったり、遊具の途中までしか登れなかったりと課題があるのだそう。もしくは遊具そのものはユニバーサル設計であったとしても、その周辺に凹凸があって車いすでは移動しにくいといった事例も。
このように、インクルーシブ遊具を開発して設置すればいいという単純な話ではなく、設備を全体でみたときの構造や公園全体の設計にも配慮が必要なのです。
一人ひとりの声がインクルーシブな遊びを実現する
前述の都立砧公園は、都議会議員の龍円あいりさんが一般質問で発言したことがキッカケとなって構想がスタートしたそうです。
一方、栃木県では昨年11月に『栃木県初のインクルーシブ公園を創ろう!』というプロジェクトが発足。NPO団体が中心となって意見交換を進めているとのこと。
行政が動くのを待つのではなく個人、そして住民が主体となってインクルーシブを実現していく。そんな動きが今後も加速していくことを願わずにはいられません。
おわりに
子どもも大人も公園で元気に遊ぶ。そんなありふれた事を、垣根なく「みんなで」楽しめることが当たり前になってほしいですね。そしてインクルーシブ遊具が新たに設置されたり、今ある公園の設備が改善されるためには、その地域で暮らす人の声が必要です。一人ひとりの声が大きなニーズとなって、インクルーシブな街の実現につながりますように。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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