出産のために入院するのは数日とはいえ、朝から夜まで一日中過ごす場所ですから、完全個室にするのか大部屋にするのかはとても悩みますよね。完全個室と大部屋にはどのような違いがあるのかを知り、少しでも心地良い入院生活を送りたいものです。そこで今回は、出産入院の際の完全個室と大部屋、それぞれのメリット・デメリットについてお話します。
「完全個室」のメリットとは・・・
まずは完全個室のメリットについてです。自分だけの空間を持つことができる完全個室ですが、出産のための入院で完全個室を希望する人は意外と多いです。では、完全個室にどのようなメリットがあるのかみていきましょう。
ママのプライバシーが守られやすい
入院しているママ自身のプライバシーが守られるのは、完全個室だからこそです。ママはもちろんのこと、家族やお見舞いに来てくれた人が、入院している他の人と顔を合わせることもほとんどありません。看護師さんや助産師さんとの会話を他の人に聞かれることもありませんから、ママ自身の個人情報や出産後の体調についてなどのプライバシーが守られます。
他の入院患者さんに気を遣わなくてよい
母子同室の場合、赤ちゃんが泣いても他の人に気を遣わなくてよいということがあげられます。特に夜間に赤ちゃんが泣くとその泣き声がとても響きますから、他の人を起こしてしまうのではないかとひやひやしてしまいます。また、家族やお見舞いに来てくれる人が少し多くても、完全個室であればさほど気を遣わなくて大丈夫です。
個室内にある設備が充実している
個室内にトイレやシャワーがあったり、ソファがあったりするなど、室内の設備が充実していることが多いです。個人差はありますが、出産後数日は痛みがあり、トイレまでのほんの数メートルを歩くことさえもつらいと感じる人もいますので、室内にトイレがあると負担が軽減されますね。また、ソファがあれば家族やお見舞いに来てくれた人などが過ごしやすいです。
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「完全個室」のデメリットは・・・
完全個室を利用するにあたってのメリットを知ると、何かデメリットはあるのだろうかと思ってしまいませんか?一見、メリットだらけに思える完全個室にもデメリットはあります。では、どのようなことがデメリットなのでしょうか。
孤独な気持ちになってしまうことがある
完全個室ですから、室内にいるのはもちろん自分一人だけ。食事も個室内で取ることができる場合には、他のママと関わることもほとんどありません。家族やお見舞いに来ている人がいない時間は、一人で過ごしますから話し相手がおらず孤独感を感じてしまうことがあります。また、夜間の病室にいると、より一層孤独な気持ちになってしまう人もいます。
育児についての不安や悩みを抱えやすい
出産すると、いよいよ育児が始まります。赤ちゃんとの関わり方や授乳の仕方、さらにママ自身の身体の変化など、特に初めての出産であればより多くの不安や悩みが伴いますよね。しかし、完全個室では他のママと話をする機会が少ないため、そのような不安や悩みを共有したり、解消したりすることができにくい環境といえるでしょう。
大部屋に比べ費用がかかることが多い
完全個室の利用は大部屋に比べ、費用が高くなることが多いといえます。完全個室を利用した人の中には、大部屋の費用と比べ数千円高かったという人がいれば、数万円高かったという人もいます。大部屋を利用した場合と比べ、費用がどの程度高くなるのかはそれぞれの施設によって異なりますので、事前に確認しておくといいですね。
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7歳3歳1歳の1男2女のママです。毎日子育てに奮闘中!
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