ママやパパも小さいころ、絵本を読んでもらった記憶はありませんか?自分が読んでもらった絵本を、今度は自分の子どもに読み聞かせる。なんだか懐かしくて幸せな時間ですよね。
今回はそんな長く読み継がれる、子どもにも大人にも愛されるロングセラー絵本の中からたまGoo!編集部がおすすめをチョイス!出版日が古い順のランキング形式でお送りします。
食べ物編
絵本に登場する食べ物って、どうしてあんなにおいしそうなんでしょう!おいしそうな食べ物が登場するロングセラー絵本をご紹介します。
1位【ぐりとぐら】1967年出版
森に住んでいる、小さな野ねずみのぐりとぐら。このシリーズはたくさん出版されていますが、中でも人気なのが1967年に刊行された最初の一冊「ぐりとぐら」。ぐりとぐらはお料理が大好き。大きなフライパンで作るふんわりカステラは、甘いにおいが絵本の外まで漂ってきそう!読んでいると食べたくなります。
2位【しろくまちゃんのほっとけーき】1972年出版
この絵本は「こぐまちゃんシリーズ」として長く愛されている、わかやまけんさんの絵本です。
しろくまちゃんがお母さんとホットケーキ作り。失敗してしまうこともあるけれど、最後はとってもおいしそうに焼けました。ホットケーキを焼く工程が丁寧に描かれているページがかわいくて、子どももまねしたくなります。
3位【からすのパンやさん】1973年出版
「いずみがもり」というからすたちが暮らす森に一軒の売れない「からすのパンやさん」がありました。からすのお父さんお母さんは、毎日一生懸命パン作り。見開きで80種類以上の創作パンが載っているページは子どもたちに大人気です。すいかパン、きょうりゅうパン、だいこんぱん、バイオリンパンなど、珍しいパンがたくさん。「どれを食べたい?」と子ども会話がはずみますよ。
4位【やさいのおなか】1997年出版
やわらかなタッチで野菜の断面が描かれている絵本です。まさしく野菜のおなか。食卓には切って調理された野菜が並ぶので、子どもたちはなかなか野菜のおなかを見る機会少がないですよね。かぼちゃやたまねぎ、きゃべつなどの断面は子どもたちにとって新たな発見があるかもしれません。「この野菜は何かな?」とクイズを出しながら読んであげることができます。
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冒険編
冒険ものの絵本は子どもたちも大好き。小さな冒険から大きな冒険まで、何度も読んで読んで!とせがまれる絵本たちです。
1位【どろんこハリー】1964年出版
白地に黒のブチがある犬、ハリ―の大冒険です。ハリーはお風呂が大嫌い。お風呂の音が聞こえると、ハリ―は外へ逃げ出します。どろんこになって遊んだハリーは、気が付くと黒地に白のブチがある犬になってしまいました。そんなどろんこハリーが家に帰っても、お家の人は誰もハリーだと気が付きません…。 途方に暮れるハリー。さてどうやって家族のもとへ帰るのでしょうか。
2位【てぶくろ】1965年
「てぶくろ」はウクライナの昔話です。ある雪の日、片方だけのてぶくろが落ちていました。それを見つけた動物たちが、「これはいい」とそのてぶくろに住み始めます。ねずみやカエル、きつねやいのししまで!さらにはくまも現れました。
もうてぶくろはパンパンの満員。そこにてぶくろの持ち主が現れました。動物たちはどうなる??大人も楽しめる不思議なお話です。
3位【おおきなきがほしい】1971年出版
かおるは庭にある木を見て、想像をめぐらせます。「おおきな おおきな 木があるといいな」。かおるの中の想像の木は大きく大きく成長します。木にかけた長いはしごを登るとキッチンやベッドがあり、さらに上にいくと、りすやとりも住んでいます。
子どもなら一度は憧れたことがある木の上の秘密基地。春夏秋冬も美しく描かれていて、とてもワクワクする一冊です。
4位【おしいれのぼうけん】1974年出版
さくら保育園の子どもたちが怖いもの、それは何度も注意されると閉じ込められる真っ暗な押し入れ。
その押し入れには「ねずみばばあ」がいるらしい。先生の言うことを聞かず押し入れに閉じ込められたあきらとさとしは、その暗闇の中から冒険に出発します。無事に帰ってこられるのか、最後までハラハラさせてくれる絵本です。
5位【かいじゅうたちのいるところ】1975年出版
いたずら好きの男の子マックスは、ママに叱られ寝室に放り込まれました。するといつの間にかそこはかいじゅうたちのいる森に。しかしマックスは恐れることなく、かいじゅうたちと遊び始めます。
かいじゅうはツノが生えていたり、怖い顔をしていたりしますが、なぜか憎めないキャラクター。だけどだんだん帰りたくなってきたマックス。船に乗っておうちへ帰ろうとしますが…。
6位【じごくのそうべえ】1978年出版
子どもたちにとって怖い地獄のお話が、関西弁で面白く語られています。
主人公そうべえは軽業師。綱渡りをしている最中に落ちてしまい、気が付いたらそこは地獄。地獄で出会った仲間たちと知恵をしぼってピンチを切り抜けます。そうべえたちは脱出できるのか。怖いはずの地獄なのに、つい笑ってしまう テンポのよいお話です。
7位【100かいだてのいえ】2008年出版
比較最近出版された「100かいだてのいえ」ですが、その人気からシリーズ化され累計発行部数270万部を超える作品になっています。
100かいだてのいえのてっぺんに住む誰かから「遊びに来てね」と誘われたトチくんのお話。そこにはたくさんの住人がいて、トチくんはあいさつしながら最上階を目指します。てっぺんに住んでいるのは誰?絵を見ているだけでとても楽しくなる絵本です。
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友情編
絵本の中の友情はとっても純粋で尊いもの、大人が読んでも優しい気持ちになります。
1位【ラチとらいおん】1965年出版
小学校の教科書にも載っているお話。弱虫の男の子ラチは、犬も暗い部屋も友達までも怖い臆病者。そんなラチのもとにいっぴきの小さな赤いらいおんが現れます。らいおんは小さくたってとっても強い。そんならいおんと出会ってラチもどんどん強くなります。らいおんとの友情や人としての強さが描かれている絵本です。
2位【だるまちゃんとてんぐちゃん】1967年出版
「からすのパンやさん」の作者でもある加古里子さんの「だるまちゃんシリーズ」です。だるまちゃんは、お友達のてんぐちゃんが持っているものが何でもうらやましい。ついにはてんぐちゃんの長い鼻までうらやましい!だるまちゃんはどうやって鼻を手に入れる?二人のほほえましいやり取りに読んでいる方もクスっとなります。
3位【もりのかくれんぼう】1978年出版
家へ帰る途中、ケイコは森へ迷い込んでしまいます。そこで出会ったのが不思議な男の子かくれんぼう。ケイコは森の仲間たちとかくれんぼをして遊びます。隠れるのが上手なかくれんぼうを見つけることができるかな?絵本の中に隠れている動物とかくれんぼうをお子さんと一緒に探してみてください。
4位【泣いた赤おに】1993年出版
「泣いた赤おに」は多くの方に読まれている有名な児童文学です。
人間と仲良くなりたい赤おに。しかし人間は赤おにのことを疑い恐れ近づきません。悲しむ赤おにを見た親友の青おには、ある作戦を思いつきます。青おにの優しさと二人の友情は、子どもの心にも響きます。
5位【あらしのよるに】1994年出版
ある嵐の夜、一匹のやぎが山小屋に逃げ込みました。どうやらその小屋には先客がいたらしい。真っ暗な中お互いの姿は見えないけれど、おしゃべりをしていくうちになんだか友情が芽生えます。しかしその相手の正体は…
映画化や舞台化もされた人気のある作品で、その後の二匹の友情は続編で読むことができます。
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しかけ絵本
ページをめくると驚いたり面白かったりするしかけ絵本。しかけが分かっている絵本でも、お気に入りのものは何度読んでも面白いものです。
1位【まどから おくりもの】1983年出版
クリスマスの日、サンタさんがプレゼントを配っています。窓から中をのぞいて、その子にピッタリのプレゼントを置いていくのですが、実はこのサンタさん…ちょっとうっかり者なんです。
ページをめくると子どもたちは大笑い。でも最後はみんな幸せになる、ほっこりする絵本です。
2位【パパ、お月さまとって!】1986年出版
はらぺこあおむしでもおなじみ、エリックカールの絵本です。
ある晩、モニカはお月さまをとって!とパパに頼みます。パパはながーいながーいはしごを持ってきて、お月さまへと上っていきます。ページを縦にめくっていくと空まで続く長いはしごに。そして大きなお月さまへとたどり着きます。パパの大きな愛ときれいなお月さまの絵が印象的です。
3位【いないいないばああそび】1988年出版
木村祐一さんが描いた、あかちゃんのあそびえほんシリーズ。「いないいないばああそび」はいろんな動物たちがいないいないばあをしてくれます。手の部分をめくると動物たちが「ばあ」と顔を出すシンプルな内容で、赤ちゃんから幼児まで楽しく読むことができます。
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乗り物編
乗り物が大好きな子どもはたくさんいますよね。乗り物が出てくる絵本は、そんな子どもたちに人気です。
1位【しょうぼうじどうしゃじぷた】1963年出版
消防署の片隅に置かれた、小さな古いジープの「じぷた」が主人公。じぷたは改造されていて、小さいけれどポンプやサイレンも付いています。そんなじぷたが他の車に憧れながらも、自分でできることを頑張ります。小さくたって全力で働くじぷたは、かっこいいと子どもたちの人気者。
2位【がたんごとん がたんごとん】1987年出版
「がたんごとん、がたんごとん」まじめな顔をした汽車が走ります。駅に着くと「のせてくださーい」とお客さんが待っています。何人ものお客さんを乗せて、汽車は終点の女の子のところまでがたんごとん。かわいらしい絵とシンプルなストーリーが小さなお子さんにも大人気です。
3位【カンカンカンでんしゃがくるよ】1990年出版
どんぐり村の踏み切りを通過する、たくさんの電車が描かれている絵本です。貨物列車や急行列車などが、「カンカンカン」と音が鳴る踏み切りの横を通りすぎます。電車だけではなく、踏み切りを待つ消防車やパトカーも登場するので、乗り物好きなお子さんが大喜びする内容です。
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3人の子を持つ母親で元保育士。
早起きして高校生のお弁当づくりに励む日々を送っています。私の元気の源は推し活。推しってどうしてあんなに尊いのでしょうか。
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