算数を勉強するうえで避けては通れない計算力。計算力は、計算問題だけに影響すると思っていませんか?実は、算数のあらゆる問題に関係するのが計算力です。難しい応用問題の解法がせっかくわかっても、計算ミスをしてしまうと台無しですよね。算数の成績アップに欠かせない計算力をつける方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
計算力アップは算数好きの入り口
クイズのように算数の問題が解けると算数好きに、逆に分からない問題が多いと算数に苦手意識を持ってしまいます。計算力は算数の問題を解くための土台です。子どもに算数を好きになってほしい場合は必要不可欠な力となります。
計算力をつけるとはどういうことか
計算力がつくということは、計算をするスピードと正答率のアップをいいます。それらの能力は、算数の問題を解くための基礎力となります。どんな問題でも、必ず計算をする過程があります。基礎なる計算力をしっかりと築いておくことで、文章題や図形問題、グラフの問題、さらには難しい中学受験の問題を解く力が身につくのです。
ある程度学年が上がると、計算問題はせずに応用問題や入試の過去問などの問題ばかりをさせる親御さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、この土台がきちんと仕上がってない場合、解けない問題が多くなってしまったり、解けても時間がやたらとかかってしまったりします。そうならないためには、毎日計算問題を解いて計算力をつけていくことが大切です。
計算力をつけると算数が得意になる
繰り返し計算していると、ある程度の四則演算は暗算で出来るようになります。暗算が得意になるということは、スピードが上がるというだけでなく、数の感覚が自然と身についてきているともいえるでしょう。
数の感覚が身につくと、計算問題を解くときだけでなく、文章題の読解に役立ったり、図形問題の大きさや単位などの理解をすることに役立ったりします。そうすると、みんなが解けないような難しい問題を解くことも可能になって、算数の問題を解くことが楽しくなっていきます。もちろん、誰よりも早く計算問題を解くことができるのも、子どもにとっては快感ですよね。
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毎日反復することで計算力をつける
ぜひ身につけたい計算力ですが、そのためにはコツコツと毎日計算をするしかありません。毎日反復することで、スピードも正確性も身につきます。そんな毎日の計算練習にはどのような方法があるのか、ご紹介していきます。
簡単な計算をひたすら反復し続ける
子どもの学年に関係なく簡単な計算をひたすら反復し続けると、スピードアップはもちろん、正確性もアップします。
話題になったドラマ『ドラゴン桜2』でも、小学校低学年レベルの計算問題100問を素早くミスなしで解かせるシーンがありました。簡単な計算を繰り返し解き続けると、体が答えを覚え始めます。暗算をしなくても、勝手に計算出来てしまう状態です。簡単な計算で代表的なものでは、百マス計算もあります。毎朝3分だけするなど、日課にしてしまえば頭を使うウォーミングアップにもなります。
実力に合わせた計算ドリルを反復する
簡単な計算ばかりしていると、反射的に解けることは出来ても、論理的に考えることができなくなります。それを補う意味でも、学年や実力に合わせた計算ドリルもおすすめです。この方法でも、スピードアップ、暗算力を身につけることができます。
四則演算が混ざった問題や、小数、分数の問題なども入ってくるので、計算をする問題や方法を頭で論理的に処理していく必要があります。毎日することで、素早く考えて計算する能力を得られます。有名な公文式であれば、今の学年ではなく、個人の能力に合わせた計算問題にチャレンジすることができますし、もちろん子どもの実力に合わせた市販のドリルを毎日1枚ずつするだけでも十分計算力がつけられます。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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