【数検】漢検や英検に比べて認知度が低い?数検を受けるメリットとは

数検を受ける小学生ならではのメリット

家族で勉強
中学受験において、優遇制度を導入している学校はまだ少なく、小学生が数検を受けるメリットとは薄いといえます。しかし、単に「受験に有利」というよりも、もう少し大きな視点で見れば小学生ならではのメリットがあると思われます。

家族合格表彰を目標に家族で勉強できる

数検には「家族合格表彰」という面白い制度があります。同じ年度に家族で数検を受験して合格すると、家族単位の表彰状がもらえるのです。年度内の合格であればよく、同試験日である必要はありません。また、団体・個人の区別も問いません。塾や学校で子どもが受験して合格し、パパやママが個人受験で合格すれば、家族の名前が入った表彰状が無料で発行してもらえます。子どもたちに「勉強しなさい!」と怒ってばかりはいませんか?家族で同じ目標を掲げてがんばることで、子どものモチベーションもアップしますよ。

苦手意識を克服し数学的思考力が身につく

実は、算数検定には小学生以下の部門もあります。ゴールドスター、シルバースターという級数がそれです。ゴールドスターは、10までの数がわかること、シルバースターは5までの数がわかることが判定の基準です。そんな小さな子にまで試験を受けさせるのか?という疑問もあるでしょうが、スモールステップで成功体験を積んでいくことは大事なことです。がんばって試験を受けて合格するという経験は、自分の努力と能力が認められる経験であり、やはりうれしいものです。子どものころから数学が身近にあれば、苦手意識を生まないで済むかもしれません。試験は記述式ですから、対策をしていけば自然に数学的思考力が身につくことになります。

おわりに

学校のテストだと思うとイヤになりますが、こうした資格試験になると目先が変わって楽しく勉強できるものです。英検や漢検と比べるとまだまだマイナーな数検ですが、チャレンジしてみると面白いかもしれません。優遇措置はおまけ程度に考えて、思考力を磨くチャンスと捉えてみてはいかがですか。高校時代にやり残した不得意だった科目を克服したい!というパパやママは、子どもたちと一緒にトライしてみることをおすすめします。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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