社会的なインフラ整備が進み、各家庭にインターネット環境があることについては一般的になってきました。そのため注目されはじめたのが「eラーニング」です。紙の教科書はもう古い!動画で学べるeラーニングのメリットを探ってみましょう。
eラーニングはネットを利用した学習法
eラーニングとは、インターネットを利用した学習方法の総称です。CD-ROMなどの記録媒体を利用した教材や、コンピュータのクラウド上に用意された教材を使って学べます。デジタル媒体ならではの、多角的な教材が特徴です。ネットを利用したインタラクティブな授業も、eラーニングのひとつといえます。
小学生から大人まで利用者は幅広い
eラーニングは、大人向けの教材として発展してきました。多くの企業が、社員教育に活用しています。また救急起訴講習など、座学と実習の両方が不可欠な講習にも利用されています。人工呼吸やAEDの使用方法を事前にeラーニングで学習しておき、講習会で実地訓練を受けることで、効率的に学ぶことができるというわけです。さまざまなメリットがあることから、小学生向けの学習教材も増えてきています。
塾だけではなく習い事でも活躍
小学生向けの教材で多いのは、やはり塾関係の学習系教材です。国語や算数、英語などを、タブレットやスマートフォンなどの機器を利用して勉強ができます。小学生で学ぶことになった英語やプログラミングは習い事としても人気です。これらはeラーニングと相性がよく、教材も工夫されています。今後は、スポーツやアート系の習い事にも利用が進むかもしれませんね。
学校の授業にも取り入れられるeラーニング
文部科学省が提唱する、アクティブラーニングの見地からも、eラーニングは注目されています。アクティブラーニングとは、「児童の積極的・能動的な学び」のことです。学校の授業で子どもたちの調べ学習や話し合いなどの自主的な学びを推進するため、eラーニングを利用して予習をする「反転授業」という取り組みがあります。子どもたちは動画を視聴し、アンケートや確認テストを事前に行うことです。紙媒体と違って集計や確認に時間がかからないため、結果を授業に反映することも容易で、授業の質の向上が期待されています。
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eラーニングのメリット
eラーニングには、多くのメリットがあります。インターネット環境が整備されていることについては大前提となります。端末については、パソコン、タブレット、スマートフォンなどが利用できるのでどこでも学べるでしょう。視覚的に工夫された教材が多いのも特徴です。
自分のペースで学べる
eラーニングの最大のメリットは、自分のペースで学べるところでしょう。eラーニングは基本的にひとりで利用するものです。映像を途中で止めたり、繰り返し見たりするのも自由です。学校や塾の授業ではわからないことがあっても言い出せないことが多く、曖昧なまま進んでしまいがち。しかしeラーニングなら誰にも遠慮はいりません。じっくり取り組み、わかるまで何度もやりなおせます。
地域格差がない
eラーニングには、地域格差がありません。塾や習い事の教室が近くにないご家庭にとってはとても便利な手段ですね。ネットがつながるところなら、どこでも同じ授業が受けられます。家で好きな時間に学べるので、教室への行きかえりの時間をムダにしなくてすみます。送り迎えの手間も省けますし、夜遅い時間の帰り道を心配する必要もありません。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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