自宅で行う4C教育のポイントと注意点
ここまでは、学校での4C教育を見てきました。しかし個の価値が高められる人間を育てるためには、学校だけでなく、自宅で4C教育を行うことも重要です。ここでは、自宅で行う4C教育のポイントと注意点をご紹介します。
4C教育では、子どもとのかかわり方がポイント
子ども達は、日々の生活の中でさまざまなことを学んでいきます。習い事に通わせることや家で学習ドリルを勉強するなども重要です。しかし自宅においても、子どもが自発的に考える力を伸ばすことができるような機会や場を与えることが、4C教育では重要になります。
たとえば、想像力を必要とする学習をさせる、ものづくりなどを体験させる、友達同士でひとつのことについて完成させる機会を積極的に設けます。また、問題が起きたとき、すぐに親が解決するのではなく、子どもに考えさせることも重要です。
親自身にも4Cの考え方を備えるのが重要
自宅で4C教育を行う際に、最も重要なのが親の考え方です。今までの義務教育は、受動的な教育が一般的でした。もちろん、親の世代でも受動的な教育を受けてきた人が多いため、4Cの考え方を理解していないことも多いです。そのため親自身も4Cの考え方を備えることが重要です。
親自身に、4Cの考え方が備わっていれば、普段の子どもとの接し方も自然と4Cの考え方に沿ったものになります。子どもの成長は、親の考え方の影響を受けやすいものです。親自身に、4Cの考え方が備わっていれば、自然と子どもも4Cの考え方を身につけるでしょう。
おわりに
4C教育は、すでに取り入れている自治体があったり、国による研究が進んでいたりと、今後ますます日本の教育に取り入れられることが予想されます。4C教育は子どもに自分で考える力をつけてもらうため重要です。この機会に、自宅でも4C教育を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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