偏差値40の場合、中学受験はあきらめる?
さきほど挙げたように、偏差値40であっても素晴らしい進学実績の中高一貫校はたくさんあります。また、大学進学だけでなく、6年間の充実した学校生活という観点でも中高一貫校のメリットは大きいです。ぜひ、お子さまにぴったりな学校選びをしてあげてください。
中高一貫校のメリットをもう一度考える
偏差値40の中高一貫校に行くくらいなら、公立中学校へ行かせるという考え方もあります。しかし、偏差値だけで中学校を選ぶのはもったいない!6年間の一貫教育は公立の中学校ではできないことを実現してくれます。一番のメリットは高校受験がないところです。6年の長期にわたって英語教育をしてくれたり、中学生の段階で高校の数学を教えてくれたりと、大学受験に向けたカリキュラムを組んでいる学校もたくさんあります。そして、6年間一緒に過ごす友だちや先生との絆は、公立の学校では得難いものです。ぜひ、偏差値40だからとチェックしていなかった学校の校風や特徴、カリキュラムを調べてみてください。思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。
各学校の大学進学実績を見比べてみる
親としては見逃せないのが大学への進学実績です。偏差値40の学校には大学付属校や有名私大への推薦枠を持っている学校が多数存在しています。また、国公立大学への進学者を出している学校も当然あります。偏差値40だったからと中学受験をやめて、公立中学校へ進学しても偏差値の高い高校への受験が上手くいくとは限りませんよね。もちろん、高校受験にトライするのもいいですが、大学進学の安全策として、偏差値40の中高一貫校は見逃せない掘り出し物と捉えるのも有りではないでしょうか?
おわりに
一見すると絶望的な数字に見える「偏差値40」。しかし、中学受験での偏差値40は、さまざまな可能性を秘めています。受験生の母数がまだ少ない中学受験では、偏差値で子どもの実力を判断するのは危険です。偏差値だけでなく、もっといろいろな視点で中学受験を研究することで見えてくるものがあるはずです。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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