子どもの性別は関係ない!デジタル性犯罪から子どもを守るには

デジタル性犯罪から子どもを守るには
スマホの普及により、SNSなどを通じて多くの人と出会える世の中になりました。人脈が広がることで新しい発見がある反面、相手の姿が見えないからこそ起きてしまう、デジタル性犯罪も生じています。

今回の記事では、子どもをデジタル性犯罪から守るための対策を中心にご紹介します。この機会に、子どもと一緒に危機意識を高めてみてはいかがでしょうか?

デジタル性犯罪は子どもを狙っている

デジタル性犯罪から守るためにできること
現在は、子どもが使うゲーム機などからでもネット社会に簡単にアクセスすることが可能です。そのため、どのようなシーンで性犯罪のターゲットにされるかを理解しなければなりません。純粋な子どもだからこそ、騙されてしまう手口を含めて学んでいきましょう。

デジタル性犯罪とは?

デジタル機器を利用した性犯罪のことです。性的行為の撮影、盗撮、望まない画像の送付を求める、その逆で画像を送りつけられる、自分の動画・画像がSNSなどでばらまかれる、など多種多様にあります。

多いのは【自撮り被害】

例:被害:女の子
SNS上で知り合った少女(実は男性)がなりすまして、ダイエットなどの悩みにやさしく時間をかけて安心させる。
少女と仲良くなった頃に「どれくらい痩せたか写真送って」などといい、裸の写真を送付させる。

例:被害:男の子
SNSで知り合った女性(実は男性)が、なりすましてセクシーな写真を送り付けてくる。
少年にも「裸の写真を見たい」などと言って、写真を要求してくる。

デジタル性犯罪はどこで起きている?

「うちの子は、まだスマホもタブレットも持っていないから大丈夫」だと考えている保護者もいるかもしれません。しかし、学校から配られているパソコンやタブレットからでも、ネットにアクセスすることはできます。
自治体によっては、それらに制限がかかっていないケースもあり、自由にネットを楽しむことも可能です。また、一部サイトを観覧できないよう制限がある場合でも、子ども自身で調べて制限を解除してしまうこともあるため、油断できないと言えるでしょう。

ターゲットにされるのは女の子だけ?

デジタル性犯罪は、「子ども」というだけでターゲットになりやすい傾向があります。その中でも「普通の子ども」は、非行的な子どもに比べてターゲットになりやすいとも言われています。
また、「うちは男の子だから」と油断するのは禁物です。なぜなら、デジタル性犯罪に巻き込まれてしまう子どもの性別は関係なく、男の子でもターゲットにされるからです。
そのため、子どもの性別や年齢を問わず、ネット社会とどう接するべきかを子どもと考えていくのが理想的でしょう。

どのような手口で巻き込まれていくのか?

ネット社会では「なりすますことが簡単」で、お金をかけずに成人年齢を超えている男性が「小学生の女の子」になりすますこともできます。そのため、「同い年の女の子だと思ったら、大人だった」などのケースが多発しています。

最近では「グルーミング」という方法で近づいてくる場合が多く、子どもの相談にのるなどを繰り返し、子どもの信頼を得てから実際に会う流れを作る人もいるのです。

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子どもをデジタル性犯罪から守るためにできること

デジタル性犯罪は子どもを狙っている
デジタル性犯罪に巻き込まれないためには、保護者も一緒に対策をする必要があります。また、何気ないネット上の会話からすでに事件に巻き込まれている可能性もあるため、子どもが自分で判断し、デジタル性犯罪を回避できるように支えましょう。

スマホのフィルタリング機能を信用しすぎない

「フィルタリングをしているからうちの子は大丈夫。」と安心している場合は、注意が必要です。フィルタリング機能で防げることは、以下の内容になります。

  • 不適切なサイトへのアクセスを制限する
  • 一部のアプリの利用を制限する
  • アプリの課金を防ぐ
  • 薬物・違法行為などの問題のある情報へのアクセスを防ぐ、など

デジタル性犯罪は、SNSやメッセージ上からはじまっています。そのため、上記で紹介した内容を防げるフィルタリング機能では、デジタル性犯罪を完璧に防ぐことは難しいでしょう。

子どもが使うアプリを一度使ってみる

例えば、「住所や大切な情報は教えてはダメだよ」と子どもに注意しても、位置情報がアプリ内で反映されている可能性があります。子どもが使用するアプリのどのような点に危険が隠れているのかいち早く察するには、実際に同じアプリを使うといいでしょう。
また、親子で楽しめるアプリであれば、実際に一緒に楽しんでみるのも効果的です。例えば、同じゲームをすることによって親子関係をさらに親密にするだけではなく、ゲーム内での隠し事などが減っていき、デジタル性犯罪の危険から子どもを守ることもできます。

「私たちは味方だよ」と普段から伝えておく

実際に被害に遭ってしまうと「話したら怒られる」と感じ、親に相談できない子どもが多くいます。そのため、日頃から「私たちは味方だからね」と伝えておくことが最も大切だと言えるでしょう。
また、「会おうって言ってくる子がいたら教えてくれる?」と伝えておくことで、事前にデジタル性犯罪を防げる可能性が上がります。「この子が会おうって言ってきたんだ」と子どもから言ってもらえる環境を作っていくのが、1番有効な対策方法です。

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