塾に行かせる?行かせない?判断に迷ったら
小学校4年生で塾通いが増えるのは、中学受験対策以外に、放課後の子どもの居場所確保という側面もあります。放課後児童クラブの対象が3年生までという地域も多いためです。塾に行かせるかどうか迷ったら、子どもの状況をみて判断しましょう。
子どもの性格や学習状況をチェック
塾に行けば、塾の宿題が出ますから、その分、家でやることが増えます。宿題が多い学校だと、両方をこなすのは少し大変です。塾の勉強が、学校の勉強と微妙に進度が違うこともあります。先取り学習のせいで、学校の授業がつまらなく感じたり、混乱したりすることもあります。塾通いにも、一長一短があります。まずは子どもの学習状況を把握して、通わせるかどうかを判断してください。自学自習の習慣ができていれば、無理に塾へ行く必要はありません。放課後の居場所として考えるなら、プラスアルファの体験や学びができる専門塾は、習い事の延長のように楽しく通えます。友だちと一緒だとやる気が出るタイプ、マイペースでコツコツやりたいタイプなど、子どもの性格も判断材料のひとつです。
体験講習で向き不向きを見極めよう
迷ったらまずはやってみる、というのもわかりやすい方法です。短期講習や、体験授業を実施しているところもありますから、試してみてもいいでしょう。クラスの人数、通いやすさ、雰囲気、先生との相性もわかります。塾に行かせれば勝手に成績があがるわけではなく、結局は子どものやる気にかかってきますので、無理強いはいけません。塾の費用は、年間10万円から40万と高額ですし、小学校の間は親のサポートも必要です。家でちょっと勉強をみてあげるだけで成績があがることもしばしばあります。親ともども、塾通いに向くか向かないか、検討が必要です。
おわりに
小、中、高とまったく塾に通わないで大学に入学する子もたくさんいますから、塾通いは必須ではありません。特に、マイペースで理解に時間がかかる子は、集団学習の塾だとかえってストレスになることもあります。大事なことは、塾の力を過信しないことです。身体や気持ちを休める余暇の時間も子どもにとっては必要な時間です。塾通いについては、無理をせず、子どもの気持ちをなるべく尊重してあげてください。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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