赤ちゃんのうちは添い寝をして一緒に寝ているお母さん、お父さんも多くいると思いますが、赤ちゃんが成長するにつれて、いつまで添い寝を続けていいものなのか悩んでしまいがちです。早めに添い寝をやめるべきか、それとも子どもが望んでいる間は続けていくべきか・・・。今回は添い寝をいつまで続ければいいかなど添い寝に対する考え方を紹介します。
添い寝をすることの大切さについて
赤ちゃんや小さい子どもにとって添い寝とは、肌と肌とを触れ合わせて行うコミュニケーションのひとつです。この幼少期のスキンシップが、今後の人格形成や人間としての成長に対して、大きな影響を与えるともいわれています。
幼少期は添い寝により安心感を得ている
小さい子どもにとって添い寝をしてもらうことは、とても素晴らしいことです。それはお母さん、もしくはお父さんのぬくもりを肌で感じながら愛情をしっかり受け取れるためです。これにより、親に対する愛情や信頼感を持つようになります。また、お母さんにとっても子どものかわいい寝顔をそばで見ることにより、育児の疲れも吹き飛ぶほどの幸せな気持ちを得ることができますよ。
添い寝をすることでのメリットとは
添い寝をしてもらうことで子どもは、安心感や愛情を深く感じます。お母さん、お父さんから愛情をたくさん注いでもらった子どもは、自立心が強く好奇心旺盛になりやすいといわれています。一方で、愛情不足に育ってしまった子どもは疎外感を抱きやすかったり、自ら外の世界へと踏み出すことができなくなってしまったりする傾向にあるようです。
添い寝することは日本独特の文化である
驚くかもしれませんが、添い寝は日本の文化なんです。欧米では生まれて間もなくすると別室で寝る家庭も多いようですが、海外では部屋を別々にしたところで親子のスキンシップは、子どもが成長しても減りません。従って、添い寝をしなくてもその他のスキンシップで十分な愛情を受け取るともいえます。一方の日本では、子どもが大きくなるにつれてどんどんスキンシップが減ってしまうため、小さい頃のスキンシップは非常に重要と考えられているのです。
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添い寝をする時に知っておくこと
よい点がたくさんあることがわかった添い寝ですが、逆にマイナス面や気をつけるべきこともあるのです。次に、その気をつけるべきことの中からいくつかを紹介しますので、添い寝をする場合は心にとどめておいてくださいね。
添い寝を実際にする際に注意すること
小さい子ども、特に乳幼児と添い寝をする場合に注意しておくべきことがあります。まずは寝る場所の周辺環境です。家具は地震の際に倒れてこないように固定しますが、できれば寝る場所の周りにはものを置かないようにしましょう。また、お母さんが使う寝具と乳幼児が使う寝具は別々のものにし、熱がこもったり、息苦しくならないようにしたりすることも大切です。
無理をして添い寝をする必要はない
添い寝をすることはよいことと紹介していますが、無理に添い寝をしなければならない、というわけではありません。子どもによってもさまざまですし、早い時期から一人で寝ることができる子もいます。添い寝をしなければ、すれた子に育ってしまうわけではありませんし、欧米人がちゃんと成長していないわけではありませんからね。
いつまでも添い寝をするのはあまり良くない
添い寝を卒業するのは、子どもが自分で「一人で寝る」といってからでもよいでしょう。ただし、中高生になってもお母さん、お父さんと川の字になって一緒に寝ているのはあまりよいとはいえないかもしれません。それは、子どもの自立をしようとする心の成長を妨げてしまい、甘えん坊で依存する子になってしまう可能性があるからです。それぞれの家庭の事情によるかもしれませんが、小学生の間には一人の部屋に慣れさせることも大切ですね。
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わんことうさぎと共にわいわい暮らしている主婦です。
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