どうしても習慣化できない場合は…
毎日の「準備」と「チェック」が子どもの生活に根付かない場合は、その原因を探してみましょう。単純にめんどうくさがり屋なのかもしれませんし、自分なりの工夫をして試行錯誤をしている最中なのかもしれません。または、ADHDが原因となっている可能性もあります。
とにかく親が根気よく付き合う!
習慣化できない一番多い理由は、親が見守りをやめてしまったことかもしれません。お父さん、お母さんにとっても忙しい時間帯ですので、毎日見守り続けるのは難しいことです。しかし、いきなりすべての見守りをやめてしまうのは、それまでの積み重ねを無駄にしてしまう恐れがあります。上でも書きましたが、見守りの回数は徐々に減らしていくように心がけましょう。また、子どもが自分で考えて試行錯誤をしている様であれば、その方法に寄り添うような形で見守り、必要であればアドバイスをしてあげられると、子ども自身の考える力が養えるかもしれませんね。
それでも難しい場合はADHDの疑いも…
学校の持ち物を忘れるだけではなく、学校で先生の話がきちんと聞けていないせいで宿題の範囲が分からない、朝持って行った傘を忘れるなどの「うっかり忘れた」様なことがずっと続くようであれば、ADHDの可能性も否定できません。ADHDの子どもの特徴は「不注意」「多動性」「衝動的」の三つが挙げられます。忘れ物が多いのは「不注意」の表れです。ADHDの診断は非常に難しいので、自己診断せずに必ず専門機関に相談しましょう。
おわりに
学校に忘れ物をせずに行くというのは、「整理整頓」や「確認作業」などさまざまな作業を必要とするので、小学校に入学したての子どもにとっては大きなハードルです。親子で上手に取り組んで、忘れ物ゼロを目指しましょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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