赤ちゃんとの生活にもすっかり慣れたころ、そろそろストローの練習を始めようかな?とお考えのママもいることでしょう。毎日の食事中やお出掛け先での水分補給にストローが使えたら、ママも楽ちんです。赤ちゃんが欲しいときに自分から飲む力を身につけるために、ストローの練習をさせてあげたいですね。今回はストローの開始時期や、練習のコツをご紹介します!
赤ちゃんはいつからストローで飲める?
赤ちゃんが生まれて最初のころ。1日に何度も繰り返す授乳に、ママは大忙しですよね。そんな赤ちゃんとの生活が落ち着いてきたころ、「そろそろストローを始めようかな」と考えるママが多いようです。まずはストローの開始時期を押さえておきましょう。
生後半年までは授乳で水分&栄養を補給
生後0カ月~5カ月の赤ちゃんは、基本的に母乳やミルクだけで栄養補給します。生まれて半年ほどたつと赤ちゃんの飲む力は格段にアップ。新生児期に比べて1回に飲む量とスピードがパワーアップするから、ママはビックリしてしまうかもしれませんね。
生後5カ月~6カ月になると、いよいよ離乳食がスタート。滑らかな10倍がゆや野菜スープなどを食べ始めます。この時期、湯冷ましや麦茶など母乳以外の飲み物も与え始めていいそうです。…となると、ストローを練習した方がいいの?と疑問に思いますよね。
赤ちゃんのうちはストローを焦って使う必要なし!
東京都保健所が発行する資料によると、「ストローは、コップでの水分補給がある程度できるようになってから」使用するようすすめられています。日本歯科学会の報告でも、コップで上手に飲める生後9カ月~11カ月までは様子をみるように記載されています。
ここでのポイントは二つ。まず、ストローの前にコップで飲めるようになるのが先です。そしてストローを開始した後も、生後11カ月ごろまでは上手に飲めなくても心配ありません。赤ちゃんの発達には個人差があるため、ストローの開始時期や習得のスピードについて、ママが焦る必要はないのです。
市販のストローは早くて生後6カ月から
市販のベビー用ストローは早いもので生後6カ月から使用できます。飲むことや食べることが大好きな赤ちゃんの場合、コップに自ら手を伸ばし、飲み物をこぼしてしまうこともありますよね。
筆者の長男もコップにかぶりついては、洋服と食卓をびしゃびしゃにしていました。飲めているものの半分以上こぼれてしまい、食事のたびに後始末が大変…。見るに見かねて生後7カ月でストローデビューしたところ、1カ月ほどで習得してくれました。
焦って覚えさせる必要はありませんが、赤ちゃん自身が興味を示していて、ママの負担が軽くなるなら、ストローに慣れさせていってもいいでしょう。ただし授乳や離乳食が順調に進んでいる場合に限ります。不安な点がある場合は、地域の保健師や栄養士に相談しながら進めてくださいね。
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赤ちゃんのストロー練習方法をご解説
赤ちゃんのストローデビュー。初めからうまく飲める子は少ないかもしれません。飲み物を吸えなかったり、むせてしまったり…。初めて育児を経験するママは戸惑うかもしれません。ここからはストローの練習方法をご説明します!
ストローをくわえるまでがファーストステップ
まずは赤ちゃんにストローを見せ、触れさせてみましょう。そして口でくわえられるまでが第一段階です。ストローが何に使うものなのか、どういった仕組みなのか。赤ちゃんにとっては未知の世界です。ストローマグに飲み物を少量だけ入れて、赤ちゃんに持たせてみましょう。ストローを口元に持っていき、くわえるよう促します。大人が飲むところを見せてもいいですね。
この時点ではストローマグをひっくり返したり、振り回したりすることもあるでしょう。すんなりくわえられなくても焦る必要はありません。ストローが目などに当たらないよう、注意しながら進めてください。
ストローの飲み方を練習!基本手順
赤ちゃんがストローの形状に慣れてきたら、実際に飲み物を飲ませてみましょう。手順は次の通りです。
- 赤ちゃんの口元にストローを持っていき、くわえさせます。
- 中の飲み物をほんの少し押し出して、ストローの先へと送り込みます。
- 赤ちゃんが飲み物を口に含んで、飲み込むまで見守ります。
赤ちゃんが口を閉じて飲み物をこぼしたり、いったん口に含んだものを吐き出したりすることもあります。きちんと飲み込んだことを確認してから、次の一口に移ります。焦りは禁物です。根気よく見守ってくださいね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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