柔軟剤を使わない洗濯の工夫
赤ちゃんの洋服を、ふわふわの手触り、しっかりした吸水性をもって仕上げることが目的であれば、柔軟剤を使用しないで実現する工夫もあります。ひと手間はかかりますが、より安全で安心な方法を求めている方には、検討の余地があるかもしれません。洋服の素材として、綿100%のものを選ぶと効果的です。
洗濯せっけんと衣類用リンスの併用
せっけんは、動物や植物の油脂をアルカリ性の物質で煮て作られています。8世紀ごろには、スペインやイタリアで製造がはじまり、動物の油と木の灰でできたせっけんができています。現代では、食塩水を電気分解して作られるアルカリ性物質と、動植物の油脂から作られており、成分は自然、天然のものだけです。洗濯せっけんを使って洗濯をすると、柔軟剤を使用しなくても柔らかくふんわり仕上がります。すすぎのときに衣類用のリンス(クエン酸)で中和すると、さらにふわふわです。洗濯せっけんは、よく泡だて、よくすすぐのがコツです。
コインランドリーの乾燥機も便利
洋服を乾かすのに、コインランドリーの乾燥機を使うのもおすすめです。コインランドリーの乾燥機は、ガスを使用しており、高温の熱風が出ます。赤ちゃんの洋服や肌着なら、容量にもよりますが10~20分程度でしっかり乾きます。温度を選べる機種もあり、中・高温を選べば、ダニも死滅する60℃以上の熱風で乾燥することができ、衛生的です。普通に干すよりもふわふわになりますよ。また東京ガスのガス衣類乾燥機の「乾太くん」であれば自宅に設置可能です。
おわりに
柔軟剤は、静電気を防ぎ、繊維を柔らかくし、吸水性をよくする働きがあります。赤ちゃん専用の柔軟剤も多数販売されていますので、使用してもかまいません。ただし、誰にでも100%安全という物質はありません。これは、天然のものでも合成のものでも同じことです。一番大切なのは、赤ちゃんの健康ですから、使用の際は成分を確認し、様子を見ながら使用するように心がけてください。不安があれば使用を中止して医師に相談しましょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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