子どもが生まれてしばらくは子育てが生活の中心になり、なかなか自分の時間を作る事も難しい時期が続きますよね。そのような忙しい毎日を過ごしている中で、子どもの寝かしつけをしていて、いつも寝落ちしてしまうと悩んでいるママも多いことでしょう。
今回は、寝かしつけで寝落ちしてしまうママに向けて、他のママの様子や寝落ちしない方法などについてご紹介します。
寝かしつけで寝落ちしてしまうママは多い?
まずは、子どもの寝かしつけで寝落ちしてしまうママは多いのか?というテーマで、見ていきましょう。「寝落ちしてしまうのは自分だけかもしれない」と思うと、不安になりますよね。
でも、安心してください。寝落ちしてしまうのは、あなただけではありませんよ。
寝かしつけ中に寝落ちしてしまうママの割合
2018年に、株式会社インタースペースが全国の3歳未満の子どもがいるママを対象に「子育ての中で悩んでいる事は何ですか?」というアンケートを行ったところ、60%以上のママが「子どもの睡眠(寝かしつけなど)」と答えました。
この中には、寝かしつけ中の寝落ちも含まれており、これだけ多くのママが悩んでいるという結果が出ています。
子育て中の睡眠不足は寝落ちで解消するべき?
子どもの寝かしつけ中に寝落ちしてしまうママの割合を見てみましたが、そもそも寝落ち自体は悪い事ではありません。普段から、忙しい子育てをしていて、十分に睡眠をとる事が出来ないママにとって、寝落ちは「体からのサイン」とも受け取れます。
睡眠不足は、例え子育て中であっても蓄積すると徐々に疲労として体に現われてきます。そのため、寝落ちする事で睡眠不足を解消するべきとも言えるのです。
寝落ちが体内時計の乱れ防止になっている?
寝かしつけが終わったら、自分の時間を満喫したいと考えているママも多いと思いますが、人間の体内時計は決まっています。それが、どんな理由であっても乱れてくると体の不調につながってしまうのです。それだけ睡眠不足は、体にとって負担がある事ということですね。
つまり、体の自己防衛本能として、寝落ちしてしまうという現象が起こるのですが、これが体内時計の乱れを防止する役割を担っているのです。
一日の中での睡眠と起床のサイクルが乱れなければ、体はしっかりと休むことが出来るので、寝落ちはそのサイクルを維持しているとも言えますね。
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寝かしつけで寝落ちしてしまう理由とは?
子どもを寝かしつけたら、すぐに次の作業に移ろうと思っていたのに、いつも寝落ちしてしまう。寝落ちするママには、それなりの理由がある場合が多いものです。
子育て中の睡眠不足による疲労
まず1つ目の理由としては、子育て中の睡眠不足による疲労です。これは、ほとんどのママに当てはまる理由でしょう。慣れない子育てには、思っている以上に疲労が蓄積されます。そのような中で、子どもと一緒に寝室にいると、いつの間にか寝落ちしてしまうという事になるのです。
子育てをする前までは、寝落ちなんてした事がなかったというママも、子育て中の睡眠不足によって疲労がたまり、寝落ちしてしまう事が増えてくるのです。
横にならないと子どもが寝ない
子どもによっては、ママがきちんと横になって布団やベッドに入ってくれないと、安心して寝ないという場合もあります。
このようなケースでは、寝る時と同じような姿勢で子どもが寝るまで待つ必要があるため、日頃から疲れが溜まっているママは寝落ちしてしまうという事につながってしまうのです。
体内時計が乱れてしまっている
子どもが中心の生活になると、昼夜逆転するなどで体内時計が乱れてしまうママが多いと言われています。体内時計が乱れると、朝日を浴びるなどをして意識的に時間を戻すなどの対策をしないと、なかなか元の状態にリセットできません。
こうした理由から、寝かしつけの時に寝落ちしてしまうという事も考えられます。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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