子どもの無事な成長を祝う、日本の伝統行事である七五三には、神社にお参りする予定のご家庭も多いのではないでしょうか?お参りに行くときに迷うのが、子どもの服装ですよね。伝統的な和装かそれとも動きやすい洋装か、どちらかの選択になると思いますが、ここが大きな悩みどころでもあります。そこで今回は、7歳の七五三にスポットを当てて、七五三の服装についての情報をメインに、おすすめのヘアスタイルなども合わせてご紹介していきます。
そもそも「七五三」ってどんな行事?
七五三のポピュラーなイメージは、「子どもが3歳、5歳、7歳のときに、晴れ着を着て神社にお参りすること」だと思いますが、その起源や歴史などは意外に知られていないもの。そもそも、「七五三」とは、どんな行事なのでしょうか?
七五三のはじまりは江戸時代、発祥の地は群馬県
七五三のはじまりは、江戸時代。天和(てんな)元年(1681年)の11月15日に、現在の群馬県館林市にあった館林城の主、徳川徳松の健康を祈願したことに由来しています。もともとは関東地方特有の行事でしたが、大阪や京都などの関西地方に伝わり、やがて全国に広まっていき現在に至っています。本来は、3歳、5歳、7歳それぞれに行う別々の神事でしたが、現在では、「七五三」という一つの行事として定着しています。
七五三の本来の「正装」はどんな服装?
7歳の七五三は、本来は、数え年で7歳の女の子が行う「帯解(ほど)きの儀」という神事でした。「帯解きの儀」とは、女の子が大人の女性と同じ幅広の帯を結びはじめる儀式を言います。つまり、本来7歳の七五三の服装は、帯を結ぶ「和装」だったのです。しかし、七五三自体の意味合いも生活様式も大きく変わっている現在、和装だけではなく洋装も、7歳の七五三の服装として選ばれるようになっています。
子どもにストレスが少ない洋装でも良いの?
七五三の本来の意味合いを考えると、神社へお参りするときの服装は和装が理想的です。しかし、着慣れない和装は、子どもにとってストレスになってしまう心配があります。せっかくのお祝い事なのに、主役の子どもにつらい思いをさせてしまっては本末転倒。臨機応変に楽な洋装で行くのももちろんアリです。しかしながら服装については地方によって傾向が異なり、和装が基本という土地柄のところもあるので、事前にリサーチをしてみると良いですね。
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7歳の七五三に人気の服装はどんなもの?
7歳の七五三に人気の服装は、どんなものがあるのでしょうか?根強い人気で、歴史がある正統派の「和装」。動きやすく、子どものストレスが少ない「洋装」に分けて、それぞれの特徴や選ぶ際のポイントなどを見ていきましょう。
根強い人気の服装は、歴史ある「和装」
7歳の七五三の服装で、一番人気が高いのがやはり和装である「着物」です。子ども用の着物とは違い、ほぼ大人の着物と同じものになります。着物、長じゅばん、肌じゅばんにはじまり、帯やハンドバッグ、扇子などの付属品に至るまで十数種類。買いそろえるとなると値段も高額で本格的な着付けが必要なため、レンタルを利用する家庭も増えています。
動きやすく、子どものストレスが少ない「洋装」
七五三のお参りに着ていく子どもの洋服で、一番オーソドックスなものが、スーツやワンピースです。神社へのお参りという観点から考えると、あまり派手な色やデザインは避けた方が無難でしょう。とはいえ、中には、ゴージャスなドレスでお参りする家庭もあるので、最終的には個人の判断に委ねられます。また、靴については神社の階段や参道を歩くことになるので、なるべく歩きやすいものを選ぶと良いですね。
撮影用とお参り用で「衣装替え」という選択も
七五三には、写真館で記念写真を撮る家庭が増えています。お参りには洋服で行き、衣装替えをして着物で記念写真を撮るという選択肢もあります。写真館では衣装を着付け込みでレンタルしているところもあるので、利用してみるのも良いでしょう。7歳と言えばおしゃれに興味がでてくる年頃です。一生に一度、七五三のお祝いの日。すてきな着物や華やかなドレスを着て記念写真を撮るのも、良い思い出になるのではないでしょうか。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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