頭の中の考えを上手に取り出す練習をする
作文や読書感想文を書く際に手が止まってしまう子も、頭の中では感じたことや考えたことがあるはずです。
しかし、それを「書き出す」方法がわからないのです。家庭では、その頭の中の考えをアウトプットする訓練をしておくと、学校で作文を書く時間も困らなくなります。
会話から書く「きっかけ」を見つける
読書感想文は、その名の通り読んだ本の感想を書きます。感想といわれても、子どもたちにはピンとこないかもしれません。「何か感じたことはある?」と聞かれても、答えられない子もいます。
そんな時は、お父さんやお母さんもその本を読んで会話をするのがおすすめです。「あのシーンがかっこよかったなぁ」とお父さんが言えば、「僕はそこよりもあっちのシーンの方がぞくぞくした!」と感想を言ってくれるかもしれませんよ。たくさん話して、盛り上がった話題を読書感想文のテーマにしてしまいましょう。
「きっかけ」を深掘りして下書きをつくる
会話から見つかったテーマは、書く内容のきっかけです。ただ、きっかけだけでいきなり原稿用紙に書こうと思うとなかなか筆が進みません。そのテーマを深掘りしてメモを作っていきましょう。
先ほどの読書感想文の例で言えば「このシーンが印象的だった」がきっかけ。では、なぜ印象的だったのか、どの描写でぞくぞくしたのか、どのキャラクターに共感したかなどを自分で考えたり会話をしたりして、箇条書きでも良いのでメモを作ります。
そして、下書きを書きます。下書きができたら、音読させましょう。音読をしてみると、文章の間違いに自分でも気が付きやすいためです。文章の微調整が済んだら、本番用の原稿用紙に向かいましょう。
おわりに
子どもの「書く力」を伸ばすなら、まずは褒めてあげるのが大前提。内容がよくわからなかったり、多少言葉が変だったり、文法がおかしくても最初は注意しないようにしましょう。まずは頭の中にある考えを外に出す楽しさを教えてあげられるといいですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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