みなさんは冬場、どこに洗濯物を干しますか?普段は洗濯物を外に干していても、冬は室内干しをしているという人も多いのではないでしょうか。室内干しは日光に当てることができない分、なかなか乾かなくて困りますよね。乾かない洗濯物で部屋が埋まってしまうことがないように、今回は室内干しでも乾きやすくする方法をご紹介します。
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室内干しする理由は
洗濯物は外に干した方が太陽の光や風のおかげで乾きやすいですよね。しかし、あえて室内干しを選択しているご家庭もあります。それはどういった理由からなのでしょうか。
室内干ししている割合
佐賀大学のアンケートでは、94%の方が洗濯物の室内干しをする場合があると回答しています。
室内干しをする理由で一番多かったのが「雨が心配なとき」。雨の日は庭やベランダに大きな屋根がついていなければ、外干しはできませんよね。
そして注目したいのが、「ほぼ毎日」室内干ししているご家庭が48件もあること。「夜間」に室内干しする家庭を含めると、全体の41%がほぼ毎日室内干ししていることになります。
部屋干ししていて困ったこと
同アンケートの回答によると、65%の人が室内干しで困ることがあるとしています。その内訳をみると
やはり一番多かった意見は「臭い」です。室内干しをすると、洗濯物から生乾き臭がする場合がありますよね。その原因は洗濯物に繁殖した雑菌。しかし最近は生乾き臭を防止する洗剤や柔軟剤も発売されているので、活用している方も多いようです。
また、 消臭スプレー(ファブリーズ、リセッシュなど)を洗い終わった洗濯物に数回吹きかければ生乾きの臭いを消してくれますよ。
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室内干しの洗濯物はなぜ乾かないの?
室内干しはなかなか乾かないというイメージが強いですよね。実際に、それはイメージだけではなく、外で干せばすぐに乾くのに室内で干した場合はなかなか乾かないという経験があるかもしれませんが、それは一体なぜなのでしょうか。
実は洗濯物が乾くのにはこんな仕組みが…
ぬれた洗濯物から空気を通して水分が徐々に蒸発していくというのが、洗濯物が乾く仕組みです。このときに重要なのが、洗濯物を取り巻く外気の状態です。この外気が水分量を多く含むことのできる状態であれば、洗濯物から水分を奪ってすぐに洗濯物は乾くのですが、この外気が水分量を多く含むことのできない状態であれば、洗濯物から水分が外に出て行かず、洗濯物がなかなか乾きません。
夏と冬では乾き方に大きな差がある!
理論的には、気温の高い夏は空気中に含むことのできる水分量が多いため、蒸発が非常に早く洗濯物もすぐに乾き、気温の低い冬は、水分の蒸発がなかなか進まないために外で干しておいてもなかなか乾きません。このため、冬は洗濯物がいつまでも湿っていて生乾きのいやな臭いを発してしまうのです。さらに、ぬれている時間が長いので、カビが発生しやすくなってしまうのも主婦の悩みの種ではないでしょうか。
寒い時期の洗濯にはこんな悩みも…
真冬に晴れているからと外に洗濯物を干すと、夕方になって冷たい風に当たってひんやりしたり、霜が降りてきて湿ってしまったりします。これではなかなか乾かず、長時間干すことが必要になります。ほかにも、冬は洗濯に使う水が冷たいため、洗剤が溶けきらず洗濯物に白く残ってしまうという問題も。冬の洗濯には数々の工夫が必要です。
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真冬の室内干しを乾かしやすくための前準備
冬の室内干しはただ干しているだけではなかなか乾かないことをお分かりいただけたと思います。室内干しにはいくつかのコツやポイントがありますが、それらを試してみる前に、室内干しの洗濯物をスムーズに気持ちよく乾かすための前準備をしておきましょう。普段の洗濯より少し手間がかかりますが、冬の間だけと思って頑張ってみてください。
洗剤が白く残らないための大事なポイント
気温が低く、水が冷たいことで洗剤が最後まで溶けきらず、洗濯物に残って白くなってしまうのも問題です。また洗剤が残ってしまったところは、洗剤の塊で乾きにくくなったり、もう一度洗濯する必要があったりで結局手間になってしまいます。これを解決するために、洗剤はお湯で溶かしてから洗濯機に入れるようにしましょう。これだけできちんと溶けますね。
室内干しをする前に脱水を2回する
通常洗濯をするとき脱水は1回のみだと思います。しかし真冬は干す前になるべく水分を飛ばしておきたいので、洗濯が終わったあとにもう一度脱水のみ行いましょう。量にもよりますが、5~7分程度で良いです。そうすると1回だけの脱水よりも断然乾きやすくなります。少し時間がかかりますが、試してみる価値はありそうです。
干す前に室内干しの部屋を暖めておく
せっかく室内に干しても、部屋の気温が低くてひんやりとしているのでは意味がありません。干すための部屋は事前にしっかりと温めておきましょう。早く乾かすためにはなるべく湿度を下げておきたいので、除湿器を設置するか、エアコンの「ドライ」モードを使って除湿しておきましょう。これだけでも乾く速度が大幅に違います。
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