打たれても立ち直る心・・・子どものレジリエンス力は、これからの時代になぜ必要か

子どもにレジリエンス力をつける方法は?

失敗する子ども
レジリエンス力をつけることは、子どもにとってメリットだらけです。子どものうちから身につけることで、この能力は生涯に渡って子どもを支えてくれるでしょう。最後に子どもにレジリエンス力をつけるために保護者ができることをご紹介します。

失敗したら前向きな言葉をかける

子どものレジリエンス力を鍛える基本として、子どもが失敗したときは前向きな言葉をかけてあげましょう。子どもは失敗に対してどう対応すればよいか分からず困惑しがちですが、親のサポートでうまく立ち直ることもあります。たとえば友達とけんかをしたら「時間が解決してくれるから大丈夫」と励ましたり、受験に失敗したら「勉強頑張っていたのをちゃんと見ていたよ」と言ったりして、立ち直るきっかけを作りましょう。

「どうせダメだ」という無力感を与えない

レジリエンス力を低くしてしまう要因の1つは無力感です。「どうせダメだし」「頑張っても意味がないし」とやる前からあきらめる癖がついてしまうと、逆境を前にしても乗り越えられなくなってしまいます。そこでもし子どもが無力感を見せたときは、「そんなことはない」と忠告し、何でもやってみることの大切さを伝えましょう。また親が何かに挑戦する姿を普段から子どもに見せるのも有効ですよ。

過保護にならずにチャンスを与える

かわいいわが子には出来るだけ失敗や、暗い気持ちになって欲しくないもの。しかし子どもが失敗しないように親が先回りして何でもやったりしてしまうと、子どもはレジリエンス力をつける機会がなくなってしまいます。本当に子どものことを思うなら、失敗するチャンスを奪ってはいけません。そこで子どものために何でもしてあげたい気持ちはぐっとこらえて、手を貸すのは子どもが失敗して困っているときだけにしましょう。

おわりに

レジリエンス力は簡単に身につくものではありません。しかし生きていく上で必要になる力だからこそ小さい内から身につけておきたいもの。
子どもが落ち込んだり、自分で考えて行動したことが失敗したりという経験を前向きにとらえ、レジリエンス力へのプラスになるようにフォローしてあげましょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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