後悔しないために押さえておきたいポイント
ドライな人間関係や、保育の利便性を期待する方の場合、保育園から幼稚園にうつると後悔が多いかもしれません。しかし、そうはいっても「子どものためには幼稚園に通わせた方が良いかも…」と苦渋の決断を迫られている方もいることでしょう。
ここからは後悔を最小限にするために、転園前にチェックしておきたい点をご紹介します。
ワーママの命綱!幼稚園の「預かり保育」を徹底調査
保育園から幼稚園にうつったあとも、何らかの形で就労を希望するなら「預かり保育・延長保育」に関しては細かくチェックしておきたいですね。今は保育の無償化によって就労時間が一定を超える場合は、月極で利用料を算出されるケースが多いかと思います。標準的な利用時間と日数が自分の働き方に合っているのか、早朝・延長時間の保育料はどうなっているのかなど、ぜひご確認を。
さらに「園ではできる限りお友達と一緒に過ごしてほしい」と希望するなら、大多数の家庭がどのような預け方をしているのかも聞いておきたいもの。蓋を開ければ延長時間や土曜、長期休みになると子どもが数名しかいない…ということも。幼稚園でも不規則勤務やサービス業の家庭が多ければ、このようなことはありませんが、園側にヒアリングしておくことをおすすめします。
日々のストレスを左右!お弁当など毎日のタスク
毎日の登園にどれだけの手間がかかるのか?保護者は何をしなくてはいけないのか?幼稚園や周辺のママにリサーチしておきましょう。チェックしておきたいのは主に次のような点。
- 入園グッズなどの手作り品
- お弁当の有無
- 登園予約や欠席の方法
- 送迎の時間変更の頻度と連絡方法
- 持ち回りの係活動
筆者が利用している幼稚園では出席する日を予めアプリに登録する必要があり、これに案外手間がかかります。
そして早朝と夕方の保育を利用しない場合、園が指定する時間に送迎するのですが、これが日によってコロコロ変わることも悩みの種。
いずれも園がメールかお手紙で伝達しています。出欠確認システムを利用している場合は、その登録案内。送迎のスケジュールは月のお便りなど。こうした資料を入園前に見せてもらい、どの程度手間がかかるのか心の準備をしておけると良いですね。
専業主婦もワーママも参加必須!?行事の頻度と負担
運動会に発表会、遠足などなど。特別な日のイベント…と言いつつ、わりと頻繁に開催される行事関係は入園前に調べておきたいもの。幼稚園の先生だけでなく、ぜひその園に通わせているママ達に聞いておきましょう。
行事自体はどの園でも実施していますが、それに付随する準備については園ママに聞くのが一番です。その際できれば「係はどうやって決めますか?」「仕事と被ったときはどうしてますか?」といったことまで聞いておくのがおすすめ。たとえば「仲の良い人と助け合う」といった回答があれば、そこからママ同士のお付き合いのトーンも見えてきます。
おわりに
所変われば事情も変わる。保育園から幼稚園への転園は、必ず成功するともいえませんし、絶対に後悔すると決まっているわけではありません。
一つ言えるのは、ある程度リサーチや心の準備をしておけば、転園後に煩わしいことがあっても「想定内」と納得できます。何も知らずに入園して「こんなの聞いてない!」と後悔するよりは、心の衛生状態も良いはずです。
「こんなこと聞いていいのかな?」と遠慮せずに、幼稚園の先生、そして周辺のママ達に質問してみてくださいね。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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