「算数パズル」は、遊びながら楽しく算数力を鍛えられることで注目を集めています。難しい問題でも楽しく取り組め、解けると達成感も味わえるので、親からも子どもからも人気です。
算数パズルをしていると「論理的思考」や「ひらめき力」などがアップして、大きくなってからも算数や数学が大好きな子になってくれることも期待できるといわれています。
算数パズルで「考える」が楽しくなる
子どもが算数パズルを解く際に大切なのは、親が口出しをしないこと。どれだけの時間をかけても、自分の力で解けると達成感を味わえます。また、考えれば考えるほど解くための糸口が見つかるので、「考える」ことが楽しくなるようです。
算数パズルは論理的思考力を磨いてくれる
算数パズルと一口で言っても、数字を扱うもの、図形を扱うものなどさまざまな問題があります。どの問題も、子どもが考えることを楽しみ、解けたときには達成感を味わえるようにできています。算数パズルはひらめきと失敗の繰り返しです。
そして、算数パズルを解くにつれて、子どもたちは今まで蓄えてきた知識を武器に、自然と道筋を立てて、「こうすると間違えそうだから、別の方法を考えよう」と考えを整理できるようになっていきます。つまり論理的に考えられるようになっていくのです。
数字、図形、文章読解が算数パズルで得意に
論理的に問題を解いていくうちに、ひらめく力も身についていきます。「ひらめき力」には、思いつきだけでなく、経験を積むことも大切だからです。
論理的思考力、ひらめき力、何よりたくさんの算数パズルの問題を解いてきた経験があれば、算数の問題を解く上で必要な、数字を扱う力や図形を頭の中で展開したり回転させたりする力、文章問題を理解する力も強化できます。算数パズルが好きな子が、学校の算数も好きになるのはそういった理由があるのです。
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算数パズルで考える力が育つと算数好きに
算数パズルはずっと簡単な問題を解くのではなく、実力に合わせて徐々に難易度を上げていきます。そうすると、「ちょっと難しいな」と感じる問題を解くことに慣れていきます。
そして、難しい問題を解けたときの達成感に、子どもたちは夢中になります。しかし、そうやって難しい問題を考える準備ができていない子は、算数が苦手になってしまうかもしれません。
算数嫌いの原因は「解けない」から
算数が嫌いになる一番の原因は、苦手意識からです。算数が苦手だと感じる子は、算数の問題が解けないので、達成感を味わえません。問題が解けないからイライラするし、何よりつまらないのです。
また、分からないと思いながら考えても解答への道筋は見つかりません。
しかし、算数パズルで「考える」ができる子は、解けると思って考えます。もちろん、どんな子でも解けない問題もありますが、最初からあきらめない気持ちがあるのとないのとでは、算数に対する気持ちが全然違います。
算数パズルは解けるまで粘る力が身につく
算数の勉強は、塾や問題集などさまざまです。しかし、計算問題や入試問題などでしか算数を勉強してこなかった子は、見たことのない問題がテストで出てくると戸惑い、時には解くことをあきらめてしまいます。
算数パズルをしてきた子は、初めての問題が出てきても、自分の持っている知識や力をフル活用して筋道を立てて考え抜こうとするようになると言われています。むしろ難問であっても、考えること自体が楽しく、解けたらうれしいと思って取り組みます。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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