ブラック・エネ夫かも・・・と思ったら
もしかしてうちの夫も・・・と思い当たる節があったら、黙って我慢しているだけでは状況は変わりません。ブラック夫やエネ夫たちは、まさか自分がそうだという自覚がないのですから。このように基準があいまいな物事ほど、「自分が思っているだけで、おかしいのは自分のほうなのかも」と声をあげることをちゅうちょしてしまいがちですが、もしあなたが「つらい」と感じているのなら、一考を要することかもしれません。
まずは本人に気持ちを伝えてみる
素直に自分の気持ちや困っていることなど、夫に伝えてみましょう。その際、冷静に簡潔に話せるように、あらかじめノートなどに伝えたい内容をまとめておくとよいでしょう。一般的に男性はあいまいな言い回しは理解しがたいので、できるだけ具体的な例を出すなど、要望や希望も具体的なほうが伝わりやすいのではないでしょうか。
周囲の人に相談し、助けを求める
怖くてとても本人に話すなんて考えられない・・・そう感じてしまうのであれば、周囲の人に相談してみることもおすすめします。信頼できる友人や、もし可能であれば夫の両親でもよいでしょう。とにかく現状や自分の気持ちを周りの人にもわかってもらうということが重要です。たとえそれでうまく伝わらなかったとしても、妻側がどのように感じて生活しているのか、どのようなことに困っているのかを示しておくことは、先々を考えると大切なことです。一人で抱え込んでしまい、孤独に追い詰められることがないようにするための対策としても有効です。
それでもだめなら専門家を頼るのも手
先にも述べたようにブラック夫・エネ夫というのは、無自覚で話し合いのできない人が多いもの。それゆえ、自力で解決しようとしてもどうしてもうまくいかない場合も大いにあり得ます。最悪のケースでは暴力に発展することも…。残念ながら「離婚」も視野に入れて考える必要もある場合には、弁護士などの専門家に相談するのも一つの選択肢です。
ブラック夫・エネ夫などのような造語が流行する昨今の風潮を受けて、ハッキリと「エネ夫の相談に応じます」といううたい文句をネットに示している弁護士事務所もあります。それだけそのような相談の件数が多いということなのでしょう。また離婚回避の方法として、メンタルクリニックへの相談もあります。エネ夫などに悩む妻を対象にしたカウンセリングや、夫婦一緒のカウンセリングも受け付けているところがありますので、一人で悩まず、場合によっては専門家の力をかりてみることも考えてみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回は最近よく聞かれるようになったブラック夫・エネ夫について調べてみました。このような言葉が生まれる背景には、子どもや生活のために自分自身の幸せを諦めて我慢している女性が多くいるという現実があるのかもしれません。でも結婚や出産は本来幸せになるためにしたはずです。自分自身の人生を大切にするためにも、我慢するだけでなく、勇気をもって現実に向き合っていきましょう。
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社交的な我が子に困惑する引きこもり主婦。トイレでの愛読書はナンシー関さん。
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