ボランティアやNPO団体が支える活動
各市町村では、この活動を子育て支援のひとつと位置づけ、ボランティアが活躍しているところがあります。また、ブックスタートを応援する団体もあって、どんどん全国的に広がっています。次はブックスタートの実際の様子を紹介します。
子育て支援のひとつとして活動が行われている
実施している市町村では、ブックスタートは、子育て支援のひとつという位置づけで行われています。なぜなら、体験した親たちからは、「心がリラックスした」とか「赤ちゃんの意外な表情の発見があってうれしかった」などという感想が寄せられているからです。また、健診の受診率が上がったり、未受診の家庭への訪問がスムーズになったりといった効果も出ています。
ボランティアが活躍するブックスタート活動も
健診などの機会に行われるブックスタートですが、自治体の職員だけで行っているというわけではありません。今ではボランティアが中心となって、活動する市町村も多くなってきています。絵本との出会いの場にするため、赤ちゃんの興味がわくような会場設営をし、活動中には、絵本を紹介したり、親子に声をかけたりと大活躍をしてくれます。そして、終了後の後片付けや反省会を行い、次の活動に生かせるようにしています。
NPOブックスタートも各地の活動をサポート
日本では「NPOブックスタート」という団体が、この活動を多方面からサポートしています。ブックスタートパックの提供のほか、実施市町村の相談にのったり、市町村向けの資料を提供したりすることが活動内容です。また、発祥の地、イギリスのブックスタート団体、「ブックトラスト」や世界各地と連携しながら情報発信を行い、活動がますます活発になるようにするのもこの団体の役割となっています。
おわりに
赤ちゃんと絵本が出会うきっかけ作りをするブックスタート、すてきな活動ですね。この活動への参加することで、絵本を楽しむことはもちろん、きっと親子の幸せな時間を作ることにつながっていくことでしょう。お住まいの地域でのブックスタートへぜひ参加してみてください。
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高1と中1の女の子のママです。2歳の甥がかわい過ぎて「オババカ」してます。
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