赤ちゃんの睡眠についての悩みはさまざまです。寝つきが悪い、夜泣きがひどいなど、なかなか眠ってくれない悩みのほか、逆に授乳時間になっても起きてくれない、寝すぎて心配という悩みもあります。他にも起こしたら、必ず大泣きしてしまう、ずっとグズグズしてしまうなどの寝起きの悩みもありますよね。ここでは赤ちゃんの睡眠について知るとともに、赤ちゃんの起こし方について考えていきましょう。
赤ちゃんがすぐ起きてしまうのは?
出産前は「赤ちゃんはずっと寝ているもの」というイメージはありませんでしたか?実際にそういう赤ちゃんもいますが、全然眠ってくれない赤ちゃんいます。しかもちょっとした物音で目覚めてしまうので、とにかく気を使って生活しなくてはいけません。赤ちゃんはどうしてすぐに起きてしまうのでしょうか?
大人の睡眠と赤ちゃんの睡眠の違い
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉を聞いたことがあるかと思います。レム睡眠中は眠っていながらも、日中の記憶を整理、定着させるために脳が活発に動いています。一方でノンレム睡眠中は大脳が休息して、脳と体の疲労が回復していきます。大人の場合はレム睡眠とノンレム睡眠が約90分の間に1回ずつ訪れ、それを繰り返して起床します。睡眠時間のトータルでレム睡眠の割合は20%ほどといわれています。
対して新生児は睡眠の半分がレム睡眠です。また、睡眠サイクルも大人よりも短くなっています。睡眠時間の大部分が浅い眠りであるレム睡眠となるため、赤ちゃんはちょっとした物音でも敏感に反応して起きてしまうのです。
適切な睡眠が、気持ちの良い起床につながる
赤ちゃんが起きた時に泣いてしまうのは、何か理由があるはずです。たとえば物音に反応して起きてしまった場合は、「まだ眠たい」と泣いているのかもしれませんし、音にびっくりして泣いているのかもしれません。またお腹がすいて目覚めてしまうこともあるので、寝入ってしまう前にしっかりと授乳をしておむつを替えておくと、機嫌よく起きてくれるかもしれません。赤ちゃんが寝ているときは、気持ちよく眠る環境を整えてあげることが大切です。
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新生児期の赤ちゃんの睡眠について
病院から退院して赤ちゃんとの生活が始まると、赤ちゃんの睡眠に悩まされることも多いと思います。寝てもすぐ起きてしまう、抱っこしていないと起きてしまう、そもそも全然寝てくれないなど、寝ないという悩みの他、寝すぎて心配といった悩みをもつお母さんもいます。
授乳時間になっても全く起きない
新生児の授乳間隔は、およそ3時間おきです。新生児の胃は小さいので、8回から10回程度の授乳回数で1日分の母乳を飲むと言われています。そのため、前の授乳から3時間以上経っても赤ちゃんが起きてくれない場合、起こして授乳すべきか寝かせておくべきか悩みますよね。ぐっすり眠っている赤ちゃんを起こしても、大泣きして授乳どころではなくなってしまうこともあります。そういった場合は、体重の増えやおしっこ、うんちの様子に注目しましょう。
授乳が3時間おきじゃなくても、きちんとおしっこやうんちが出ていて、体重も増えているなら栄養は足りていると思われるので、無理に起こす必要はないかもしれません。不安な場合は、助産師さんや保健師さんに相談してみるとよいですよ。
新生児を機嫌よく起こす方法は?
新生児の間は自然に目覚めてくれると助かりものです。どうしても赤ちゃんを起こさなくてはいけない場合は、赤ちゃんが自然と目覚められるように促してあげます。カーテンを開けて日光を部屋に入れる、電気で部屋を明るくするなど、環境を少し変えてみるといいかもしれません
また、足の裏をくすぐる、おっぱいを近づけてみるなど、ちょっとした刺激を与える方法も聞かれます。どうしても起きてくれない場合は、そっとお風呂にいれてしまうという手段もあります。赤ちゃんにぴったりの起こし方を見つけてくださいね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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