子どもがいるけど再婚したい。子育てに奮闘しながらも、そんな希望をもっているシングルママが多いようです。離婚経験者だからこそ、幸せな再婚をしたいけど、子どものことを考えると心配ごとが山積みですよね。特に「子どもが何歳の時点で再婚するのがベストか?」というのは多くのママに共通するお悩みです。今回は子持ち再婚が子どもに与える影響や、再婚時の注意点について解説します!
子持ち再婚する?しない?子どもの有無が大きく影響
バツイチ子持ち、と聞いても驚かない時代になりました。できることなら結婚相手とは生涯添い遂げたいもの。しかし、さまざまな事情から結婚生活に終止符をうつカップルがいます。子持ちママも例外ではありません。子どもの実の父親と別れ、子育てに奮闘するシングルママもいます。そんなシングルママが「再婚」の二文字に直面したとき、どんなハードルがあるのでしょうか?
再婚するなら子どものことは無視できない!
厚生労働省の調査によると、2016年に婚姻したカップルのうち、「夫妻とも再婚またはどちらか一方が再婚」のケースが 26・8%と発表されています。この数字は過去10年間、おおむね横ばい。つまり、4件中1件の結婚が再婚、ということになります。
これだけ聞くと、再婚の敷居がグッと低く感じますよね。しかし、こんな調査もあります。
株式会社オールアバウトが行ったアンケートでは、結婚を考えている相手が離婚経験者の場合、「子どもの有無」が気になる、と回答した人が59・8%いました。さらに養育費の有無や額、親権なども気になるポイントとして挙げられています。
結婚は男女の合意によるものですが、子どもがいるとなると話は別。再婚相手との相性だけでなく、子ども含めてうまくやっていけるかどうかが、一番のハードルですよね。
再婚したいけど…シングルママの葛藤
母親なら子どものことが最優先。そうはいっても「いつかは再婚したい」と考えるシングルママが少なくないようです。ネット上ではこんなママたちの声を耳にします。
「仕事のことや暮らしのことなど、悩みを相談できる相手がほしい」
「子どもが独立した後一人きりは寂しい」
「自分の年齢を考えると、チャンスがあるのは今のうちかもしれない」
こういった声からも分かる通り、子どもが一番大切だけど、再婚について焦ってしまうママが少なくないようです。
一方で「再婚は考えていなかったのに、ふとしたキッカケで良い人に巡り合ってしまった」という体験談もあります。いずれのケースでもいざ正式に再婚となると、子どもへのケアがマストです。
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再婚の成功を左右するのは子どもの年齢!?
「次こそは幸せな結婚生活にしたい!」というのが再婚するママたちの願いでしょう。晴れて再婚にこぎつけるために、そして充実した結婚生活を送るために、成功のカギを握るのは子どもです。子どもの性格や性別によって感じ方はさまざまですが、再婚時の子どもの“年齢”は大きなポイントです。
年齢別・再婚で子どもに起こること
再婚は子どもに大きな影響を与えるイベントですが、子どもの年齢によって特有の反応やトラブルがあります。年齢別に見ていきましょう。
1歳~3歳 | <親子でのふれあいを通じて言葉やコミュニケーションを学ぶ時期>
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4歳~6歳 | <自我がしっかりしてくる時期>
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7歳~思春期 | <心と身体に変化が多い時期>
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上記はあくまで一例です、ここに記載した内容に当てはまらない子もいるため、決めつけないことも大切です。
「再婚するなら子どもが小さいうちがいい」は本当?
子どもが低年齢であるほど、再婚相手との生活になじみやすいといわれています。ただし、幼ければ幼いほど手がかかるのが子ども。3歳前後は食事やトイレの世話など、一番育児が大変な時期ですよね。再婚相手が子育てに適応できるのか?ただでさえ育児に忙しいママが、再婚にともなう出来事に対応できるのか?といった問題もあります。
また、幼児期は親との愛着形成を通じて人間関係の基礎を育む大切な時期です。幼いからといって影響が少ない、と考えるのは禁物です。とはいえ、子どもの年齢が上がるにつれハードルが上がるのも事実です。
3歳~4歳になると、自分の意志をはっきりもち、言葉も出てきますよね。再婚相手に対して「子どもがどうリアクションするか?」「前の夫と比べたりしないか?」と心配するシングルママが多いようです。再婚相手も「自分になつくかどうか」が気になります。子どもがどの年齢であっても、悩みは尽きないですね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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