下の子育児で気を付けるべき点は?
笑いあり涙ありの育児中、上の子と下の子への接し方で注意すべき点はあるのでしょうか?昔から下の子(末っ子)は甘やかされている、といわれることもありますよね。上の子も下の子も大切に育てていくために、心がけたいポイントをご紹介します。
下の子はわがままに育つ、は迷信!?
下の子を甘やかしすぎていないか?すでにご心配なママもいるかもしれません。甘やかしが行き過ぎて「わがままな性格になる」とはよくいわれます。産まれ順と性格に関しては世界中でさまざまな説がありますよね。「厳しく育てた上の子はシッカリ者に、甘やかして育てた下の子は奔放・マイペースになる」というのは日本に限らず欧米でもよくいわれることです。
しかし、こんな研究結果もあります。ドイツのマインツ大学が行った独米英3カ国調査によると「産まれ順と性格には明確な関連性がない」と報告されています。この研究では延べ2万人を対象に気質や認知力などを調べていますが、上の子か・下の子かによる明白な違いは見られなかったそうです。つまり下の子だからこう育つ、と決めつけられないのです。
産まれ順がすべてではない!自然体で子育てしよう
上の子に厳しくしすぎではないか、下の子を甘やかしすぎではないか…子どもたちへの接し方については、悩みが付きませんね。最近では「上の子かわいくない症候群」という言葉も存在するほど。愛情の注ぎ方について、思い悩むママが多いようです。
とはいえ上の子と下の子は、年も違えば性格も違います。無理に均一的な接し方をするよりも、それぞれの子と向き合ってあげたいですね。接し方に悩んだら、ごく短時間でも一対一の時間を設けてみてはいかがでしょうか。パパにどちらかの子をお任せして、子どもと“二人きりの時間”を楽しむのもおすすめですよ。
おわりに
かわいくて甘えん坊な下の子。忙しい育児中も下の子がいるから頑張れる!という瞬間がありますよね。「下の子を甘やかしすぎ?」「上の子をないがしろにしている?」と心配になったときは、上の子・下の子と個別で遊ぶ時間をとるのもおすすめです。「下の子だから」「上の子だから」と決めつけすぎず、自然体で接していきましょう!
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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