世界で活躍できる人「国際バカロレア」とはどんな教育?メリットなど解説

国際バカロレア教育
国際バカロレアは、世界で認められている教育プログラムです。グローバル化が進む国際社会で、子どもたちが公平に十分な教育を受けられるように作られました。日本でも大いに注目され、バカロレア認定校を増やす方向に進んでいます。国際バカロレアの内容と、メリットについて解説していきましょう。

国際バカロレア教育は国際的な教育プログラム

主体的な授業
国際バカロレアは、国際的な教育プログラムです。International Baccalaureateの頭文字をとって、IB教育とも呼ばれています。スイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が、3つのプログラムを提供しています。国際バカロレア教育は世界150以上の国や地域で認められ、5,000校以上の学校で導入されています。

当初の目的は大学進学のための国際資格取得

国際バカロレア教育は、世界中を転勤しなくてはならない家庭の子どもたちのために作られました。世界各国には独自の学校制度があり、学ぶ内容や学習進度はさまざまです。親の転勤によって学校に通う子どもたちは、それぞれの国の教育制度に適応しなくてはなりません。

大きな問題は、大学入試です。大学の入学試験を受けるためには、高等学校卒業程度の学力が前提条件になります。日本国内であれば、高等学校卒業程度認定試験を受けて資格を取得すればよいのですが、海外の大学入試では認められませんね。こうした障害を取り除くために作られたのが、国際バカロレアです。国際バカロレアの認定証書(ディプロマ)は、世界の多くの大学入試に挑む能力証明の資格として認められています。

国際バカロレア教育の理念

国際バカロレア教育は、もともとは国際的に通用する大学入試資格を作ることが目的ではじまったものですが、根本には大きな教育理念があります。世界各国の多様な文化を理解し尊重することで、世界平和に貢献できる人材の育成が目標です。
「世界平和」ときくと壮大な理念に驚くかもしれませんが、平和な社会は人種や国籍を超えた相互理解から生まれるという信念のもと、国際的な人材育成のためにプログラムが策定されています。

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国際バカロレア教育の特徴

子どもに教える
国際バカロレア教育は創設の由来からもわかるように、現在、主にインターナショナルスクールで導入されています。特徴的なプログラムは日本国内でも徐々に注目が集まっており、文部科学省が2018年にIB教育推進コンソーシアムを立ち上げました。調査研究をおこなった中間報告では、幼稚園、小学校、中学校、高等学校でプログラムを推進し、教員養成についても言及されています。

年齢別 3つの教育プログラム

国際バカロレア教育には、年齢別に3つのプログラムがあります。

プログラム

日本の学齢とは多少異なりますが、小学校、中学校、高等学校の課程だと捉えると、わかりやすいでしょう。大学入試の資格であるディプロマ(認定証書)が得られるのは、DPです。DPを取得するためには、DPプログラムを履修し、資格試験に合格しなければなりません。
必ずしもPYPやMYPを履修している必要はありませんので、小中は日本の義務教育を受け、高等学校課程でDPを取得することもできます。

探求心を育てるプログラム

国際バカロレア教育の特徴のひとつに、教科横断的な授業内容があげられます。主要な教科のほかに、一つひとつの教科にとらわれず、総合的な学習をおこなう時間がとられています。子どもたちには知識を応用し、問題解決のためにさまざまなアプローチをおこなう行動様式が求められます。これは、国際バカロレア教育が重要視する探求心を育てるプログラムの一環です。学校を卒業したあとも、自ら学び続ける姿勢を持った人に育てることにもつながっています。

PYPプログラムの内容

小学校課程に相当するPYP(プライマリーイヤープログラム)について、簡単にご説明をしておきましょう。まず教科横断的な学習として、以下のテーマについて学びます。

「私たちは誰なのか」
「私たちはどのような時代と場所にいるのか」
「私たちはどのように自分を表現するか」
「世界はどのような仕組みになっているのか」
「私たちは自分たちをどう組織しているのか」
「この地球を共有するということ」

子どもにとっては難しいように感じますが、これらのテーマは国際教育においては不可欠とされており、重要な学習課題です。

このほかに、言語、社会、算数、芸術、理科、体育(身体・人格・社会性の発達)の6教科を学びます。

PYPプログラムはどの言語でも提供可能なので、日本語の授業が可能です。しかしインターナショナルスクールなど、学校によっては英語力の習得に力を入れているところもあるようです。将来的にDPを取得する場合は主な使用言語が英語、仏語、スペイン語になりますので、語学力があるに越したことはありません。

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