離乳食が始まると最初は10倍がゆや野菜の柔らかく煮たものから始まり、徐々にいろんな食材にチャレンジします。小さなお口でもぐもぐと食べる姿はかわいく、ついいろんなものを食べさせたくなりますが、消化機能の未熟な赤ちゃんには、食中毒やアレルギー、誤えんしやすい食べ物など、気をつける点がたくさんあります。乳児のNG食材についてみていきましょう。
要注意!食中毒の恐れがある食材
赤ちゃんの食中毒はほとんどが細菌に汚染された食品を口にすることで起こります。0歳の乳児期についての食品は必ず十分に加熱調理してから食べさせましょう。また、加熱しても細菌が死滅しない食材もありますので注意が必要です。
気をつけたい食材NO.1!はちみつ
女性であるママは、はちみつの美肌効果や殺菌作用を知っていて「体に良い」と思っていることが多いですが、大人には健康食品でも赤ちゃんには絶対にNGです。はちみつにはボツリヌス菌が含まれていることがあり、この菌の芽胞は高温加熱調理しても死滅しないことがあります。1歳未満では生のはちみつだけでなく、はちみつの入った加工食品も避けた方が安心です。
魚の刺し身やイクラ・たらこなど魚卵
新鮮なお刺し身でも細菌に汚染されている可能性があります。大人でも体調が悪く免疫力が低下していると食あたりを起こすことがありますね。免疫機能が未熟な赤ちゃんに刺し身はNGです。必ず加熱調理したものを食べさせましょう。また、イクラやたらこなどは塩分が強くじんましんもでやすいので0歳の乳児期に食べさせる必要はありません。0歳のうちは白身魚がおすすめです。
カキやホタテなど貝類の刺し身・エビ、カニなど
カキは新鮮なものを十分に加熱すれば離乳食後期(0歳9カ月)以降ならOKですが生食は絶対にNGです。ホタテなども後期以降によく加熱してから細かく割いて食べさせましょう。エビやカニなどの甲殻類は生食はもちろんNGですが、加熱していてもアレルギーのを起こしやすいので1歳半以降、様子をみながら少量から食べさせ始めましょう。
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要注意!アレルギーの可能性のある食材
食物アレルギーを持つ子どもは10年前と比べると2倍に増えています。離乳食を始める多くのママにとって食物アレルギーは大きな不安要素となっているのではないでしょうか。アレルギーを起こしやすい食材やその食べさせ方についてみていきましょう。
5大アレルゲンと呼ばれる食材について
小麦、大豆、卵、牛乳、米は5大アレルゲン食材といわれます。日本人にとって「米」というのは意外に感じますね。これらを最初に食べさせる時は赤ちゃんスプーン1杯から始めます。食べた後に発疹などの異常がみられる場合は医師に相談しましょう。乳幼児に特に多いアレルギーは卵と牛乳ですが、大半が成長するに従って食べられるようになることが多いです。
ピーナツ、そば、エビ、カニ、タコ、イカ、青魚
5大アレルゲンからは外れていますが、アレルギーを起こしやすく、また重篤化しやすい食材としてピーナツやそばなどが挙げられます。ショック症状を起こすこともありますので0歳のうちは食べさせないようにしてください。また、エビ、イカ、カニ、タコなどもアレルギーを起こしやすく、またかみ砕きにくいので奥歯が生えそろう1歳半から2歳以降に食べさせましょう。
やまいも、桃、メロン、キウイフルーツ
切ってそのまま食べるフルーツや山芋などのねばねば食品は、アクが強いことで口の周りが赤く腫れたり喉の奥がイガイガしたりと、アレルギー症状を起こすことが少なくありません。山芋などは加熱してから食べさせるなど工夫すればOKですが合わないようであれば食べさせないようにしましょう。また、フルーツは少量から様子をみて、アレルギーがあるようなら一度医師に相談してみましょう。
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8歳の甘えん坊娘と2歳イヤイヤ息子のママです。読書と野外フェスとクライミングが好きです。
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