PTAの上手な断り方の例文紹介
最後に、PTAの役員の断り方として、上手な例文をご紹介します。基本的には、誠意をもってきちんと出来ない理由を伝えれば、伝わると思いますが、さらに確実に断りたい時には、下記のような要点をまとめた断り方を実践しましょう。
乳幼児がいて目が離せないという理由の場合
まず1つ目は、乳幼児や小さな子どもがいて、PTA役員を断りたい時の例文です。
ご推薦・ご依頼ありがとうございます。
しかし、まだ下の子が産まれたばかりで、外に出かけるのもなかなか大変な状態です。あと2年ほど経てば、保育園に入れる予定ですので、その時にはお引き受けしたいと思っております。
大変申し訳ございませんが、今年はまだ子どもが小さく、我が子を連れながら学校に行くとご迷惑をおかけすると思いますので、申し訳ありません。
このような例文が、妥当ではないでしょうか?この時に、ただ断るだけではなく、妥協案として違う年にやる意思がある事を伝えておくと、さらに良いでしょう。
自宅で家族の介護をしているという理由の場合
2つ目は、自宅で家族の介護をしているという理由で断る場合の例文です。
ご推薦いただきまして、ありがとうございます。
せっかくのお話なのですが、おととしから私の父の体調が悪く、現在自宅で介護をしながら生活しております。病院や施設への送り迎えも私が行っており、代わりに介護を引き受けてもらえる状況にないような状態です。
本日も、学校へ来るのに、介護施設の利用時間を延長して来ているため、申し訳ございませんが今年は辞退させてください。
このような例文がおすすめでしょう。
シングルマザーで仕事を理由に断る場合
そして3つ目は、シングルマザーで仕事を理由に断る場合の例文です。
ご指名いただきありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、現在シングルマザーのため、家計のために夜遅くまで仕事をしている状態です。
仕事の量も増えていて、残業が多くなっているのと同時に、休日出勤もあるため、引き受けてしまってから、ご迷惑をおかけするのは心苦しいので、仕事が落ち着く秋頃の委員でしたらお引き受け出来ます。ご理解いただけますと幸いです。
このような例文がおすすめでしょう。仕事が落ち着く時期が、あらかじめ分かっているようでしたら、それも妥協案として提案すると良いですね。
おわりに
PTA役員は、出来ればみんながやりたくない役割なので、その中で断るにはきちんとした理由が必要になります。今回ご紹介した正当な理由がある場合は、しっかりと伝えた上で、妥協案を提案できる場合は提案してみると印象が違うでしょう。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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