保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
保育園選びは話題になりやすいですが、幼稚園を選ぶ際はどこに着目すればよいのでしょうか?ひとくちに幼稚園といっても保育内容に特色があるため、希望の幼稚園は早めに申し込んでおくことが大切です。ここでは幼稚園を選ぶ際のポイントと幼稚園に申し込みをする際のコツをご紹介します。入園予定のある方はぜひ一度ご覧ください。
幼稚園は保育内容にも注目
保育園選びの場合は、何歳から何時まで預けられるのか、土曜日は預けられるのかといった条件が優先されがちですが、幼稚園選びの場合はその保育内容や施設の状況などに注目が集まることが多いです。
幼稚園とはどんなところ?
幼稚園は原則土日祝日が休みで、保育園とは異なり基本的にはお昼寝やおやつがありません。また、春・夏・冬休みとして長期休暇があるなど、保育園と比べると半日保育や休みが多いです。また、昼食は弁当のところと給食のところがあります。公立の幼稚園はのびのび遊ぶ時間を大切に、私立の幼稚園は普段の保育の中で知育教育や英語、体育教室、音楽教室、習字などを取り入れて特徴となる分野を設けているところが多いです。
まずは概要をチェック
幼稚園選びをする際はこのような情報を確かめておくとよいでしょう。
家からの距離
最寄りの幼稚園であればそのまま一緒に小学校に上がるお友だちが多く、遠い場合は卒園後にバラバラになることが多いです。
保育料
一般的に保育料は公立が1万円、私立の場合2万円くらいからです。しかし、教育充実費や施設充実費、光熱費などがかかる場合があります。
習い事
課外授業として園内で音楽やバレエ、体操などを習える場合があります。サッカーなどスポーツ系の場合はチームのレベルの確認も必要です。
服装
制服があっても登園は私服、という可能性もあります。普段の登園が制服、ジャージ、私服のどれなのかによって、私服の量を調整する必要があります。
バス
どんなルートを何時に通るのか、年度途中から利用できるのかなど、個別に相談を受けてくれることもあります。
給食
毎日給食なのか、お弁当の日はあるのか、早帰りの際は主に昼食を食べて帰ってくるのかなどを確認しましょう。
時間外預かりがあるか
時間外預かりは年度単位での申し込みなのか、その日に予定があれば随時受け付けてくれるのかなどを確認しましょう。
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特に重要なのはこんなところ
幼稚園を選ぶ際はさらにこのようなポイントにも気を付けましょう。
保育内容に共感できるか
1日または年間の保育概要からどんな保育が行われているのかを確かめましょう。特に私立幼稚園の場合、
- シュタイナー教育のように、文字はできるだけ教えず、自然とかかわることを大切にしている幼稚園
- ヨコミネ式など子どもの能力開発に意欲的な幼稚園
- 行事をたくさん設定して親子のかかわりや子どもの思い出作りを重視している幼稚園
- 早期教育を大切に知育や英語教育などに力を入れている幼稚園
などさまざまな特徴があります。家庭の方針にあった幼稚園を見つけましょう。
保護者がどのくらいかかわるのか
幼稚園によっては父母の会などと呼ばれるPTAの力が強く、平日の昼間にランチ会が行われたり、頻繁に役員会議が行われたりする場合があります。また、授業参観日や先生との面談がどのように行われるかの確認も必要です。また、幼稚園は着替えやコップ入れなど手作りグッズを作らなければならないと指定されることがあります。裁縫が苦手なママの場合、気になるポイントのひとつですね。
雰囲気の確認は重要
先生や園児の雰囲気も重要です。特に泣いている園児がいたりケンカをしていたりする場合の仲裁の入り方や、先生同士が話しやすそうか、子どもがのびのび遊べているかなどを確認しましょう。
また、お迎えや参観日の様子が見学できれば保護者の雰囲気もみておくのもおすすめですよ。間接的にどんなお友だちと一緒に過ごすことになるのかがわかります。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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