生まれたばかりの赤ちゃんはいい匂いがします。赤ちゃんの匂いは「ベビーパウダーの香り」に似ているともいわれますが、ベビーパウダーを使っていない赤ちゃんからもいい匂いはするのです。赤ちゃんの匂いには謎がいっぱいあります。
今回は「赤ちゃんの匂い」の正体や癒やされる理由、そしてこの匂いがいつまで続くのかについて考えてみましょう。
赤ちゃんの匂いの正体
赤ちゃんは、大人ならば誰でも臭くなる頭皮や足の裏からもいい匂いが漂っています。果たして「赤ちゃんの匂い」の正体は何でしょうか。
赤ちゃんの匂いの正体には、さまざまな説があります。代表的な三つの説をみてみましょう。
母乳やミルクの匂い説
赤ちゃんの匂いは、母乳やミルクの甘い香りと似ています。赤ちゃんは母乳やミルクをたくさん飲み、口の周りや服にも母乳やミルクがつくため、母乳やミルクの匂いを「赤ちゃんの匂い」と思っているという説があるのです。
たしかに赤ちゃんは母乳やミルクしか口にしないため、体からミルクの匂いがしても不思議ではありません。
汗や皮脂の匂い説
赤ちゃんは汗っかきです。赤ちゃんは皮脂の分泌も多く、脂漏性湿疹になることもあります。赤ちゃんの匂いの正体は、実は赤ちゃんの汗や皮脂が分解されるときの匂いという説もあるのです。大きくなれば汗が分解されるときにはくさいにおいがするでしょう。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの汗や皮脂は、分解されても臭く感じないのかもしれません。
羊水や胎脂の匂い説
生まれた直後の赤ちゃんには、白い胎脂や羊水が体についています。羊水は赤ちゃんがおなかの中にいるときに赤ちゃんを守っていたものであり、胎脂は産道を通るときの潤滑油だったのです。胎脂も羊水も、産後洗い流されますが、しばらくは羊水や皮脂の匂いが残っています。この胎脂と羊水の匂いが、赤ちゃんの匂いの正体ではないかという説です。
合わせて読みたい
赤ちゃんの匂いに癒やされる理由
赤ちゃんの匂いをかぐと、つい笑顔になります。たしかに「いい匂い」をかげば「いい気分」になることができますが、赤ちゃんの匂いには「癒やし」も感じられるのです。
ここからは、赤ちゃんの匂いに癒やされる理由を考えてみましょう。
快楽中枢を刺激するから
赤ちゃんの匂いは、快楽中枢を刺激するといわれています。名前の通り、匂いをかぐと「快楽」を感じるのです。
赤ちゃんが生まれた直後の生活は昼夜問わず忙しい生活になります。ママは睡眠時間がたりず心身ともにヘトヘトです。そんなときに赤ちゃんの匂いをかぐと快楽中枢が刺激されて、もうひと頑張りすることができるのでしょう。赤ちゃんの匂いは、赤ちゃん自身とママを守るためにあるのかもしれません。
見た目のかわいさとリンクするから
赤ちゃんの匂いをかぐときは、目で赤ちゃんを見ています。赤ちゃんは、ずっとみていても飽きないかわいさがあるのです。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉がありますが「赤ちゃんがかわいいから匂いまでよく感じる」ということなのかもしれません。たしかに同じ赤ちゃんの匂いでも、見た目が全く違う人から漂っていたら印象は違ってくるでしょう。
赤ちゃんが近くにいる安心感があるから
産後のママは、赤ちゃんとわずかな時間でも離れると赤ちゃんのことが心配でたまりません。赤ちゃんの匂いをかぐと、赤ちゃんが近くにいることを実感し安心するのです。産後直後のママは、匂いだけで自分の赤ちゃんを見分けることができるといわれています。それだけ赤ちゃんの匂いは、ママにとって大切なものなのです。
合わせて読みたい
「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。