ギャンググループを見守るべきか?親の役割
その日の出来事を子どもに尋ねても、いつものメンバーでいつもの遊び方ばかり。「最近は似たような話ばかりでつまらない」というのは、ほんの序の口。年齢が上がるにつれ、だんだん「聞いても教えてくれない」に変化していくかもしれません!
ギャンググループは親子関係にも影響
ギャンググループができる年頃では、親より友達が優先する子どもが多いといわれています。それまで悩みがあったら親に相談していた子どもも、いつの間にか親ではなく友達を頼るように。
しかし、親の出番は終了、ではありません。高学年になっても、親子関係は子どもの自尊心に深い影響を与えるとされています。
この時期重要なのは「ただ子どものそばにいること」。友達とのけんかやグループの入れ替わりなど、何かとストレスの多い子どもには、親の存在が重要です。悩みを打ち明けることはなくても、いつも通りに接してくれるママ・パパの存在は、子どもに安心感を与えます。
子どもの対人関係には口出し無用!
小学3年生以上の親子関係で、特に重要なのが「子どもの対人関係に必要以上に口出ししない」こと。低学年のうちは、子ども同士でトラブルが起こると親がフォローに回ることも多々あったかもしれません。しかし、学年が上がるにつれ、親が介入してもどうにもならないことが増えていきます。親が出しゃばると、こじれてしまったり、子どもの自尊心を傷つけてしまったりする恐れも。
また、「ちゃんと友達がいるの?」といった口出しも無用。最近ではギャンググループが減り、個別の友人関係を築くケースも多いといわれています。「学校では特定の子としゃべるけど、休日は別」というケースも珍しくありません。子どもの対人関係はあまり探らず、ドンと構えていましょう。
おわりに
小学校高学年ごろに形成されるギャンググループ。子どもの成長過程で自然にできる、ギャンググループは、子どもに仲間意識や新たな対人関係をもたらしてくれます。ママとパパはあまり心配しすぎず、温かく見守ってあげてくださいね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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