仕上げ磨きはコミュニケーションの場所でもある
小学校の学年が上がっていくにつれて、子どもが思春期に突入します。思春期は両親から自立していることに達成感のようなものを感じている時期でもあります。小学校4年生辺りから仕上げ磨きを面倒くさがる子どもが増え、お母さんたちも子ども自身に任せることが多くなるようですが、仕上げ磨きはコミュニケーションの場でもあるので、12歳まで行うようにしましょう。
だんだん減っていくコミュニケーション
子どもが成長するにつれ、親離れをしていきます。友達と遊んでいるうちに新しい考えが生まれていくのが小学校の子どもです。両親と一緒に出掛けたりすることも減っていく時期なので、磨き方を教えてあげたり、仕上げ磨きを行うことが、減少しがちなコミュニケーションの場として活躍してくれます。仕上げ磨きの時には身体を密着させるので、子どもの歯の成長や身体の成長を確認する場としても利用できます。
歯と歯の間が狭い子どもには歯間ブラシを
歯と歯の間が狭い子どもは、仕上げ磨きでも磨ききれずに虫歯になるケースがあるので、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使うようにしましょう。歯間ブラシやデンタルフロスは、うまく扱えない子どもが使うと歯茎を傷つけることがあるので、仕上げ磨きの時にやってあげるようにしましょう。
歯の生え変わりが多い時期は、永久歯を守るバリア機能である象牙質が未熟なため、虫歯ができやすい時期です。定期的に、歯医者さんで検診を行ってあげることも大切です。学校でも歯科検診が年に一度ありますが、そのときに複数の虫歯が見つかると言うケースもあります。歯医者さんでは、虫歯ができやすい歯というのがわかるので、仕上げ磨きのときに虫歯ができやすいところを中心に磨いてあげることも大切です。
おわりに
今回は、仕上げ磨きの時期についてご紹介しました。子どもは歯磨きや着替えなど自分でどんどんできるようになっていくものですが、仕上げ磨きは子どもの歯を守るためにも必要なことなので、12歳頃まではお母さんやお父さんがやってあげるのがいいでしょう。
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20代後半。家族構成は妹と妹の息子です。大学卒業後機械メーカー勤務、その後ライターになるために脱サラ。現在は塾講師とライターで生活しています。教員免許中学・高校 数学理科を取得。子どもが自ら考えて成長できる場を作っていきたいと考えています。
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