まだある!認可園に落ちたときの対策
上で紹介した方法以外にも、認可園に落ちたときに取れる手段はあります。3歳以上なら延長保育のある幼稚園に預けることができ、時短勤務との合わせ技で活用すれば、やりくりができそうですね。また、保育ママを活用したり、ご両親や親戚が近くに住んでいる場合は助けてもらったりしながら、春からの職場復帰を果たした人もいます。
5.延長保育のある幼稚園を活用する
幼稚園=専業主婦のママが通わせるというイメージを持っていませんか? 幼稚園の教育時間はおおむね午後2時30分までになっていますが、多くの幼稚園が「延長預かり」というかたちで2時30分以降も子どもを預かってくれます。「3歳から」という条件付きにはなりますが、延長保育のある幼稚園も候補に入れてはいかがでしょうか。
預かってくれる時間は園によってまちまちですが、私が子どもを通わせていた園は午後6時30分まで預かってくれるところだったので、共働きのママもたくさん通わせていました。預かってくれる時間によっては会社に勤務態勢について相談をする必要もありますが、選択肢のひとつとして考えておきましょう。
6.両親、保育ママなど使える人を使う!
会社の風土的に育休の延長ができそうになかったり、労働条件的に難しかったりするママもいるのではないでしょうか。とにかく誰かに子どもを預けなければならない場合は、両親をはじめとする親戚の手を借りるのも方法のひとつ。近くに頼ることができる親や親戚がいない場合は、「保育ママ」を利用するのもおすすめです。保育ママが自宅などで0~2歳の子どもを預かる「家庭的保育事業」は、認定保育園に比べて保育時間が最大8時間と短め。時短勤務やパート勤務の人なら対応できそうですね。
おわりに
「保活」ということばがあるように、保育園への入園は子育てをしながら仕事をするママ・パパにとって、最初の難関ともいえます。認可保育園への入園へのハードルは相変わらず厳しいものがありますが、2017年10月に育児休暇が最大2年まで延長されるようになり、0~2歳児の入園状況が少し緩くなってくるかもしれません。また、認可外保育園や認定こども園の登場、幼稚園の延長保育、さらには保育ママなど、保育施設は多様化しています。さまざまな情報を集め、認可園への入園が許可されなかった場合でも、慌てないように準備をしておきましょう。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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