保育園にわざと落ちる行為はよい?悪い?
小数ではありますが育児休業を伸ばすためにわざと落ちるママがいるのは事実です。ここまで紹介したようにママ側にもやむを得ない事情があるのですが、この行為が批判の対象になることがあるのです。
本当に入所を希望していた人が待機児童になる
保育所の入所申請を受けた自治体側からすると、申請者が本当に保育園に入りたいのか、取りあえず保活実績をとりたいだけで実際は保育園に入りたくないのかという違いがわかりません。しかし保育園の申請者が増えることで本当に保育園に入りたいのに待機児童となってしまう子どもの割合が増えてしまうことになります。
自治体によっては内定辞退申請ができる場合も
そこで、自治体によっては、保育園に内定したことを案内する通知に内定を辞退するかどうか返信する項目を設けているところもあります。こうすれば、本当に保育園に保育園に入りたい人だけが入園できるようになるので不要な待機児童を減らす効果があります。ただし、これは実態を踏まえた自治体の配慮であり、本来すべきことではありませんよね。
仕事と子育てを両立する方法はさまざま
このような批判が起きるのは2歳までの育休取得が無条件に認められていないことが原因のひとつです。現状共働きの子どもは祖父母やベビーシッターなどに預けられなければ保育園にしか居場所がありません。仕事と子育てを両立する方法は短時間勤務や在宅勤務など、家庭によっていろいろなパターンがあるとよいかもしれません。子育て世代が声をあげていくことで、長期休業しても本人のキャリア形成に影響しない世の中に変わっていくかもしれませんね。
おわりに
少数ではありますが保育園にわざと落ちる人がいるのは事実です。本当に保育園に入りたい人からすると批判の対象になるかもしれませんが、復職直後からフルタイムで働くのはママにとっても負担です。今後、子どもを持つママがより働きやすい制度が作られていくとよいですね。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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